【凱旋門賞・後記】優勝ヴァルトガイスト G前強襲実ったブドー「雲の上にいる気持ち」

2019年10月07日 16時35分

 6日、パリロンシャン競馬場で行われた仏GI第98回「凱旋門賞」(芝2400メートル)は、ブドーが騎乗した地元のヴァルトガイスト(牡5・ファーブル)が勝利。史上初の同レース3連覇を目指した1番人気のエネイブル(牝5・ゴスデン)は2着に敗れた。

 ヴァルトガイストは昨年4着。しかし、決して伸び負けしたわけではない。主戦のブドーは「外枠が不運だった」と振り返り、今年は「エネイブルは強いがゴール前で抜かす競馬をしたい」とG前強襲のイメージを抱いていた。その言葉通り先に抜け出したエネイブルをきっちりと捕らえてゴール。

 ガイヤースが引っ張ったペースは重い馬場を考慮するとかなりのハイペースだったようだが、これに対するブドーのコメントは「コンディションは素晴らしかったが、レースに入るまでに時間がかかりエンジンがかかってきたのはフォルスストレートに入ってからだった。直線で彼を左に誘導できた時、ようやく本領を発揮できると思った。ゴールの瞬間は雲の上にいる気持ちだったが、ようやく実感が湧いてきた」。想像を超えるタフな一戦。前半でパワーを温存できたことが大きかったようだ。

「この馬は良馬場のほうがいいと言われてきたけど、エネイブルが最高のキャリアをかけて挑んだ一戦で彼女に勝ったんだ。どんな馬場でも走るということを証明できたと思う」と最高の勝利に胸を張った。