【海外競馬】豪3大GIにエントリーしたアヴィリオスが日本馬の強力ライバルに!

2019年09月26日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】オーストラリアに遠征する日本馬にとっては、この馬が強敵になりそうだ。

 21日、オーストラリア・シドニーのランドウィック競馬場で行われたGIジョージメインS(芝1600メートル)をゴドルフィンのアヴィリオス(セン6=現地表記、父ピヴォタル)が最後方から直線で素晴らしい末脚を見せて2・3馬身差の快勝。少し距離不足と思われた1600メートルで、今年のGIドンカスターマイル2着馬ドリームフォース、昨年のGIドンカスターマイル勝ち馬ハッピークラッパーといった“本職マイラー”を子供扱いする印象的なパフォーマンスを見せた。

 アヴィリオスはA・ファーブル厩舎に所属したフランス時代にGIIニエル賞で、後にGI英チャンピオンSを連覇するクラックスマンの2着に入るなどの実績を残した後、オーストラリアのJ・カミングス厩舎に移籍。移籍後初のシーズンとなった昨シーズンはGIコックスプレートでウィンクスの4着の後、GIメルボルンCでは故障した馬が下がってきたことで大きな不利を受けて22着。前半は不完全燃焼で終えたが、後半最後にはGIランヴェットS(芝2000メートル)とGIタンクレッドS(芝2400メートル)を連闘で完勝。新天地でGIタイトルをつかんだ。

 今シーズンは8月24日のGIウィンクスS(芝1400メートル)が4着、9月7日のGIIチェルムズフォードS(芝1600メートル)2着。冒頭でも記したように1600メートル以下では少し距離不足かと思われたが、今回は2度叩いての上積み、そして少し馬場が渋ったことも追い風にして目を見張る末脚を見せた。

 アヴィリオスは春(オーストラリアは日本と季節が反対)のオーストラリア3大GIであるコーフィールドC、コックスプレート、メルボルンCの全てに登録があり、陣営もまだ明確に針路を示してはいないが、どのレースに出てきても日本馬にとっては警戒すべき存在であることは間違いない。