【ケンタッキーダービー】マスターフェンサー勝機十分 鞍上ルパルーはチャーチルダウンズを知り尽くす男

2019年05月02日 21時30分

ジュリアン・ルパルー騎手

【TPC秋山響の海外競馬解析】“The most exciting two minutes in sports(あらゆるスポーツの中で最もエキサイティングな2分間)”と称される、GIケンタッキーダービー(ダ10ハロン・チャーチルダウンズ競馬場)が4日に迫った。

 今年はマスターフェンサー(牡3=父ジャスタウェイ・角田)が日本産馬として初めて参戦して注目を集めているが、その手綱を任されたのが現地のトップジョッキーであるジュリアン・ルパルー騎手だ。

 ルパルー騎手は1983年、フランス生まれで、父は元騎手。2003年にアメリカに渡り、エクササイズライダーとして経験を積んだ後、05年に騎手デビュー。すると瞬く間に頭角を現し、06年にはこの年の北米最多となる403勝をマーク。米最優秀見習い騎手のタイトルを獲得した。

 その後も、シービーワイルドで制したGI・BCジュヴェナイルフィリーズなど3つのBCを含むGI・9勝を挙げた09年には米最優秀騎手に輝いた。また、15年にはテピンでGI・BCマイル、16年にはクラシックエンパイアでGI・BCジュヴェナイルに勝ってそれぞれを米最優秀芝牝馬、米最優秀2歳牡馬へと導いた。

 ルパルー騎手の大きな武器といえるのはフランス出身の騎手らしい当たりの柔らかさで、道中をスタミナロスなく進んで、最後の直線で末脚をはじけさせるというのが彼の十八番。差し、追い込みタイプのマスターフェンサーにはぴったりの騎手だろう。

 また、ルパルー騎手はこれまでチャーチルダウンズ競馬場で9度も開催リーディングに輝いているほか、同競馬場最多タイの1日7勝という記録を持つなどチャーチルダウンズ競馬場も知り尽くしている。これ以上ない援軍といえそうだ。