世界最高賞金に返り咲いたドバイワールドC

2019年03月28日 21時30分

【TPC秋山響の海外競馬解析】サラブレッドによるものだけでも5つのGIを含む8つの重賞が行われるドバイの「ドバイワールドC開催」が30日に迫った。

 今年の開催の大きなトピックを挙げるとすれば、GIドバイワールドC(ダート2000メートル)が賞金額世界一の座を取り戻したことだろう。

 実は、昨年7月に総賞金が200万ドル増の1200万ドル(約13億3000万円)、1着賞金が120万ドル増の720万ドル(約7億9600万円)になると発表された。この時点では、1着賞金だけが米国のGIペガサスワールドC招待S(2018年の総賞金1630万ドル、1着賞金700万ドル)を上回る中途半端な状況だったが、その後、同レースは芝のGIペガサスワールドCターフ招待Sが創設されたことに伴って総賞金900万ドル、1着賞金400万ドルに減額。ドバイワールドCは“注釈なし”の世界一に返り咲いた。

 ドバイワールドC以外のGIを見てみると、ドバイターフ(芝1800メートル)とドバイシーマクラシック(芝2410メートル)は据え置きの総賞金600万ドル(約6億6300万円)。一方で、ドバイゴールデンシャヒーンは50万ドル増の250万ドル(約2億7600万円)、アルクオーツスプリント(芝1200メートル)は倍増の総賞金200万ドル(約2億2100万円)にアップし、前者はダートの1200メートル戦としては世界一になった。

 さらにGIIの3レースも、すべて50万ドルずつの増額となっており、ゴドルフィンマイル(ダート1600メートル)とドバイゴールドC(芝3200メートル)が150万ドル(約1億6600万円)、UAEダービー(ダート1900メートル)が250万ドル(約2億7600万円)という大盤振る舞い。アラブのGIを合わせた賞金総額は、なんと3500万ドル(約38億7000万円)にもなっている。