【海外競馬】凱旋門賞前売り1番人気シーオブクラスはエネイブルになれるか

2018年08月30日 21時32分

【TPC秋山響の海外競馬解析】今年もヨークシャーオークスから凱旋門賞馬が誕生するのだろうか。

 昨年エネイブルが5馬身差で快勝し、凱旋門賞制覇への最終ステップとしたGIヨークシャーオークス(芝11ハロン188ヤード)が24日に英ヨーク競馬場で行われ、エネイブルと同じGI愛オークスの勝ち馬シーオブクラス(牝3=父シーザスターズ)が最後方からずばぬけた末脚を繰り出して優勝。一気に凱旋門賞の前売り1番人気に躍り出た。

 2馬身1/4差の2着だったのは昨年もエネイブルの2着だったコロネット(今年のGIキングジョージ3着馬)。コロネットは昨年が5馬身差の2着だったから単純に着差で見ると今年のシーオブクラスの方が見劣るが、エネイブルは逃げてのもの。シーオブクラスは追い込んでのものだから気にする必要はないだろう。実力的には十分優勝を狙える位置にいる。

 ただ、気になるのは追い込み一辺倒の脚質。多頭数競馬が予想される凱旋門賞で、今回のような追い込みでは勝利を手にすることが難しいことはこれまでの歴史が証明している。自在の競馬ができたエネイブルと比べると、この点が不安材料とは言える。

 なお、そのエネイブルは今年5月にヒザを痛めたことで、昨年の凱旋門賞以降まだ出走していないが、9月8日のGIIIセプテンバーS(英ケンプトン競馬場=AW11ハロン219ヤード)でいよいよ復帰予定。どういった走りを見せてくれるのか、要注目のレースとなる。