【東京大賞典=阿部幸太郎の予想】3強に死角アリ!モジアナフレイバー仕上げ万全

2019年12月29日 10時00分

4歳を迎えて本格したモジアナフレイバーに白羽の矢をたてたアベコー

【東京大賞典(29日=日曜、大井ダート2000メートル)阿部幸太郎の予想】オールドファンにはおなじみのアベコーが帰ってきた。馬道ウン十年の大ベテランは3強いずれも死角アリとジャッジ。地元馬の大仕事を予告した。

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 プロデビューから破竹の11連勝。記録的なスピードで七段に昇段した藤井聡太さんは、まさに将棋界のスーパースター。2002年生まれの17歳だ。

 競馬界に目を向ければ現在、JRAで無敵の快進撃を続けている3歳馬がいる。クリソベリルだ。師走の中京GIチャンピオンズCで一線級の古馬陣を問答無用の一刀両断。来年の東京大賞典で、その雄姿が見られるかもしれない。

 藤井さんが生を受けた02年、注目の東京大賞典でゴールドアリュール(1番人気)が3歳ながら圧勝。鞍上の武豊騎手をうならせたほどの逸材である。クリソベリルはそのゴールドアリュールを父に持つ血筋だ。

 今年の大一番はクリソベリルが優勝したチャンピオンズC組から注目の2頭をピックアップする。昨年の優勝馬オメガパフューム、そして同レース2着のゴールドドリームだ。鞍上がM・デムーロ騎手とルメール騎手。下馬評はこの2頭のマッチレースとの見方が強い。

 とはいえ、とはいえである。チャンピオンズCは、それまでのレースレコードを大幅に更新する中京1800メートル1分48秒5。厳しい消耗戦だったことは確かだ。とりわけ、勝ち馬にクビ差で続いたゴールドドリームの反動はやはり気がかりだ。

 オメガパフュームにしても、チャンピオンズCの馬体重がマイナス6キロ。いわゆる完璧に仕上げての出走。それゆえお釣りがない状態で、一段の上昇度はどうだろう。

 昨年の東京大賞典3着ケイティブレイブは前走の浦和記念で3馬身差の独走。当時は3月のドバイを取り消して実質、川崎記念以来の実戦だった。さすが実力者。ただし、反動の不安も残る。

 ◎はモジアナフレイバー。昨年の東京大賞典は9着に敗れたが、4歳を迎えて本格化。そのいい例が2走前のマイルチャンピオンシップ南部杯だ。2000メートルを専門に走ってきた同馬が、マイルの速い流れの中でも好位置をキープ。4角では一番外を回りながら、ゴールドドリームのクビ差まで追い込んだ内容は出色である。

 前走の勝島王冠で余裕の2馬身差。この一戦を最大の目標に仕上げたと厩舎側。楽しみだ。

◎モジアナフレイバー
○オメガパフューム
▲ゴールドドリーム
△アポロテネシー
△ケイティブレイブ
△ロンドンタウン