【東京大賞典=高岡記者の予想】ケイティブレイブ 勝ってドバイの“ゴッドハンド”に恩返しだ

2019年12月26日 12時03分

休養明けの浦和記念をあっさり勝ったケイティブレイブ

【東京大賞典(29日=日曜、大井ダート2000メートル)栗東の坂路野郎(高岡記者)】「彼はゴッドハンドですよ」

 JRAの関係者がそう言ったのだという。今年3月のドバイミーティング。GIドバイワールドカップに出走予定だったケイティブレイブが疝痛で取り消し、その後、腸捻転を発症した。生死にかかわる事態だったが、その時、診た獣医師が的確かつ迅速な判断で開腹手術を行い“生き返らせた”のだという。

「すごい獣医さんだったみたいです。ドバイもあれだけ大きなイベントだから、ワールドカップの時は世界から優秀な獣医を呼ぶって聞きました。ケイティブレイブを診てくれたのは米国の非常に優秀な獣医さんだったとか。様子がおかしくなってから、すぐおなかを切るという決断をして馬を救ってくれました。あれだけ早い処置がなければどうなっていたか…」(ケイティブレイブ担当の房野助手)

 腸捻転、開腹手術…正直、命が助かっただけでも儲けものなのだが、ドバイから帰国したケイティブレイブは、11月の交流GII浦和記念をあっさり勝ってしまった。獣医もすごかったが、自身の生命力もすごい。

「ドバイで注射をして取り消しが決まった時、泣いてしまいましたが、それと同じぐらい浦和では泣きましたね。体もしぼんでいたし、緩くて緩くて大丈夫かという状態で勝ってくれましたから」

 この中間はひと叩きしたことで「体の張りが全然違う」のだとか。もちろん、陣営のモチベーションも大きく上がっている。

「ドバイでああいうことになって助かった時、オーナーが『また頑張ろう』と言ってくれて皆が前向きになれたんです。だから、来年もう一度ドバイに行ってちゃんと競馬をさせたいなと思って。招待されるためにも東京大賞典でいい結果を出しておきたいんです」

 国際GI格付けの東京大賞典Vとなれば、ドバイへのアピール効果は絶大だろう。来年現地で待っている?“ゴッドハンド”に恩返しするためにも、ここはきっちり答えを出しておきたい。(栗東の坂路野郎・高岡功)

◎ケイティブレイブ
○ゴールドドリーム
▲ロンドンタウン
△オメガパフューム
△ロードゴラッソ

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