【天皇賞・秋】キタサンブラックが極悪馬場でも最強ぶり見せつける

2017年10月27日 20時01分

道悪でもキタサンブラック?

【天皇賞・秋(日曜=29日、東京芝2000メートル)栗東発トレセン秘話】終日通して不良馬場で行われた先週日曜の東京競馬。不良の中でもかなりの“悪路”だっただけに、1週間でどこまで回復するのか…。関係者の間でも意見が分かれるところだ。

「今の競馬場は昔に比べてずっと水はけがいいから、天気さえ悪くならなければ問題なく良馬場になる」(佐々木調教師)という声もあれば、「あれだけの馬場になったら1週間ぐらいで良馬場というのはちょっと難しいんじゃないか」(池添兼調教師)と様々だ。

 ただし、当日の発表上の馬場がどうなるにしろ、「秋の東京開催で開幕週からずっと馬場が悪いのは珍しいのでは」とマカヒキの大江助手がこぼしていたように、毎週のように道悪競馬を行ってきた芝の“疲弊度”はかなりのもの。ましてや今週末も台風の接近が危惧されているとなると…。

 32レース中14勝。これ、何の数字かというと重~不良で行われたGI(グレード制導入以降)で1番人気が勝利した数だ。続いて2番人気=3勝、3番人気=7勝、4番人気=4勝、5番人気=3勝で、最低でも7番人気(2012年エリザベス女王杯のレインボーダリア)なのだから意外に伏兵の台頭は少ない。

 やはり先週の当欄でも指摘した通り、頂上決戦ともなれば、一見荒れそうな極悪馬場でも、勝ち切れるのは絶対能力の高い馬ということになる(ヒモ荒れは考慮する必要があるが…)。となれば、道悪だからといって深く考える必要はない。

「宝塚記念(9着)は完全なガス切れで、調教段階でもそれが出ていた。あれは度外視していいです」と調教パートナーの黒岩が、前走との違いを力説するキタサンブラック。GI・5勝の現役最強馬が、その最強たるゆえんを誇示するレースになるのかもしれない