【毎日王冠】力でねじ伏せる完勝劇演じたリアルスティール 注目の次走は米遠征も

2017年10月09日 21時00分

毎日王冠を制したリアルスティール(奥)

 8日、東京競馬場で行われたGII第68回毎日王冠(芝1800メートル)は3番人気のリアルスティール(牡5・矢作)が差し切りで勝利し、天皇賞・秋への優先出走権を獲得した。豪華メンバー相手のVで国内初GI制覇も視界に入ってきたが、注目の次走は…。

 今年初戦の中山記念はまさかの8着惨敗、3月のドバイ遠征は砂嵐が原因で外傷性の鼻出血による回避…。無念の上半期を過ごした。

 そのうっ憤を晴らすかのような快勝劇となった。昨年の天皇賞・秋以来の手綱となったM・デムーロは「馬の状態が全然違った」と変貌ぶりを何度も繰り返した。また矢作調教師も「ようやく好調時の状態に戻っていた。自信があったよ」と納得の仕上がりでの出走だったことを口にした。夏場に涼しい北海道で休養し、リセットに成功した今日の走りは、明らかに以前の輝きを取り戻していた。

 今回はダービー馬、オークス馬、安田記念馬など役者が揃った豪華メンバー。人気では3番手に甘んじたものの、レースは直線外から他馬を力でねじ伏せる完勝劇となった。16年のドバイターフ以来の勝利で、完全復活を印象づけた同馬の注目の次走は10月29日の天皇賞・秋(東京競馬場=芝2000メートル)か、11月4日のBCマイル(米デルマー競馬場=芝1600メートル)。現在、陣営はこの2つの選択肢を検討中とのことだが、いずれにしても不の連鎖を断ち切って完全復活した国際GI馬の今後の走りに注目だ。