【トレセン発秘話】エイシンヒカリ 秋天大敗も坂口調教師「次は大丈夫」――その根拠とは?

2016年11月04日 20時00分

馬場入りで焦れ込むエイシンヒカリ

【トレセン発秘話】先週の天皇賞(秋)で12着に大敗したエイシンヒカリについて、「ホンマにあの馬は難しいわ」と苦笑するのは管理する坂口調教師だ。

 

 1番枠から好スタートを切り、マイペースで運びながら直線アッサリ失速。あの負けっぷりでは次走予定される引退レースの香港カップ(12月11日=シャティン競馬場、芝2000メートル)も怪しく思えてくるのだが…これには頭を振って、「次は大丈夫」とトレーナーは妙に自信ありげな表情を見せる。果たして、その根拠とは?

 

「日本はパドックで周回する時間が長すぎるんだ。GIなんて1時間ぐらいグルグル回っているんちゃう? その間に馬のテンションが上がってしまうんだよ。その点、海外は融通を利かせてすぐ馬場入りさせてくれるからね。イスパーン賞(1着)の時もこっちの要望を受け入れてくれてパドックからすぐ馬場入りさせてくれた。香港も日本ほど長くない。どっちが馬のことを考えているのかといえば、そりゃフランスや香港だろう」

 

 馬場の先出しはあっても、パドックの時間を極端に短くして、馬場入りさせるなどの選択肢はない日本。エイシンヒカリのような気難しい馬は、こうした手順が集中力を途切れさせてしまうことになりかねないという。

 

「東京競馬場は馬場入りの時にダートコースを横切らないといけないから、今回はそこでも馬が進まず往生した。その辺もレースで影響があったと思う。本来の行きっぷりじゃなかったから。次の香港ではパドックも含めて馬場入りまでうまくいけると思う」とトレーナー。

 

「日本もパドックの周回時間に関してもっと融通を利かせたらいいのに」という坂口調教師の意見は、賛否あるだろうが、ともかく次走の香港では、今回の大敗を払拭するような快走を見せてほしいものだ。