【船橋記念】2度の骨折を乗り越えたアドバイザー 再びの格上撃破へ

2021年01月13日 12時00分

充実一途アドバイザー(右)が勢いそのままにタイトル奪取だ

【直撃コラム 鼓動が聞こえる】船橋1000メートルを舞台に極限のスピードを競うSⅢ船橋記念は、本格化の兆しを見せるアドバイザー(牡6、船橋・佐藤太)が台風の目になりそうだ。

 初の1000メートルだった2走前は直線だけで後続を9馬身突き放す圧倒的なパフォーマンスを披露しており、B3の身ながら意欲的に挑んだ前走のカムイユカラスプリントは並み居るオープン馬をあっさり撃破。試金石の一戦を佐藤太調教師は「三分三厘で(笹川)翼がしごいて苦しい展開だったけど、ひと脚使ってくれて内容のあるレースでした」と振り返る。

 もともと脚が弱く、18年5月の3歳デビュー勝ち以降に2度の骨折を経験。それでも今まで通算16戦10勝2着4回の成績を残してきた。前走の馬体重は過去最高の537キロ。タイトル奪取を狙える存在にまで成長したアドバイザーに同師は「ここまでくると思わなかったですね。ヒザが楽になって安定してきたし、トモとか首に肉がついて全体的にパワーアップしました」と目を細める。

 昨年の1、2着馬キャンドルグラス、ノブワイルドの強豪が立ちはだかるが「(オープン2戦目の)今回はもう少し楽に流れに乗れると思う。飛び級で53・5キロなので軽量を生かして、なんとか食らいついてほしい」と下克上をもくろむ。

 再び格上をねじ伏せてスプリント路線の主役に躍り出るか、注目のスタートは19時15分だ。