【ばんえい競馬】ホクショウマサル 地方競馬最多30連勝の過程

2020年01月07日 16時30分

 北海道・帯広競馬場で6日に行われた、ばんえい競馬の第11レースでホクショウマサル(牡9・坂本東)が100円元返しの断然人気に応えて快勝。2018年7月からの連勝を30とし、00年にドージマファイターが宇都宮競馬場でつくった地方競馬最多連勝記録を更新した(記録はデータが残っている1973年4月以降)。

 ばんえい十勝金杯に出走したホクショウマサルは、やや出負け気味の発馬ながら一完歩ずつ差をつめると、第2障害を先に越えたハクタイホウをあっさりかわして金字塔を樹立。鞍上の阿部武臣騎手も「障害をひと腰で越えればと思っていた」と余裕の表情で振り返る圧勝劇で地力を見せつけた。

 坂本調教師は「本当にうれしいです。皆さんのおかげです。これからもナンバーワンであり続けたいですが、いつかは負ける時が来ます。それまでは騎手の腕で頑張ってほしいですね。少し休ませてあげて、これからのレースはオーナーと相談して決めていきたいと思います」とコメントした。

 体重約1トンの大型馬が鉄そりを引き、二つの坂を含む約200メートルの直線コースを走るばんえい競馬。2013年にデビューしたホクショウマサルは、今回で通算成績を98戦40勝(重賞2勝)とした。「2歳、3歳で重賞を取った実力のある馬でしたが、病気で約2年レースを離れていました。よくここまで復活してくれたと思います」(阿部騎手)

 最近は9月、11月、12月、1月とレースをこなしてきた。9歳で29連勝を達成したドージマファイターは30連勝に挑むことなく、故障のため引退している。ホクショウマサルは英気を養って、さらなる記録更新へ。日本中央競馬会(JRA)によると、中央競馬の最多勝記録は18年の有馬記念にも出走したオジュウチョウサンの11連勝(平地・障害レースの通算)だ。