
28日に浦和競馬場で行われた交流GII「浦和記念」(ダート2000メートル)は、2周目3角で先頭に立った2番人気のJRAケイティブレイブ(牡6・杉山)が後続を3馬身突き放して重賞10勝目を飾った。勝ち時計は2分05秒4(重)。
現地入りしながら疝痛で出走取り消しをしたドバイワールドCからの復帰戦。開腹手術明けで約8か月ぶりにもかかわらず、交流GI・3勝馬が格の違いを見せつけた。
騎手変更したスミヨン(急性腰椎症、腰椎捻挫、第5腰椎すべり症)の代役を見事に果たした御神本は「内に包まれたくなかったので3角(1周目)で外に出して、馬のリズムで。道中の手応えが良かったし、作戦通り。厩務員さんが手をかけているのが実感できるし、まだ活躍できる」と会心の表情。
鮮やかに復活したケイティブレイブはGI東京大賞典(12月29日=大井2000メートル)へ向かう。
★2着アナザートゥルース(JRA・3番人気)=大野騎手「ゲートで滑らせてヒヤッとしたが、立ち回りのうまさでリカバリーしてくれた。少しずつ良くなっている」
★3着ロードゴラッソ(JRA・4番人気)=M・デムーロ騎手「小回りが良くないかも。1角で内にモタれて走るのを嫌がったし、1頭になるとフワフワして進まなかった」
★4着デルマルーヴル(JRA・1番人気)=マーフィー騎手「キックバックを受けたくなかったが、ゲートを出て外の馬に入られ気味になった。最後に伸びなかったのはペースが速かったから」
★5着センチュリオン(浦和・5番人気)=森泰斗騎手「スタートは悪くなかったし、狙ったポジションで進められたが、もう少し時計がかからないとキツイ」