【JBC・3競走】営業マン時代から関わっていたJBCの現状は…

2019年11月01日 21時02分

桜花賞以来のGI制覇を狙うレッツゴードンキ

【JBC・3競走(4日=月曜、浦和競馬=JBCクラシック:2000メートル、JBCスプリント:1400メートル、JBCレディスクラシック:1400メートル)トレセン発秘話】JBCがいよいよ目前に迫ってきた。今年で19回目の開催。私事になるが、広告営業マン時代に深く関わらせていただいた、思い入れの深い競走だ。

 現在はネット販売の普及などにより売り上げの好調な地方競馬だが、廃止が続出する苦しい時代もあった。そういった状況を打開すべく2001年に大井競馬場で開催されたのがJBCの始まり。それ以降、各地方競馬場(昨年はJRA・京都競馬場)によって持ち回りで開催されてきた。

 16、17年には、それまでの地方競馬売得金記録を2年連続で更新するなど、その盛り上がりは言うまでもないが、私は当初からその仕事に携わり、営業サイドから微力ながら側面支援させていただいた。そんな思い入れのあるレースだが、競馬記者として初めて迎えようとしているJBCは何だか少し雰囲気がおかしい。一時期、やたら出走回避、断念の報が耳に入ってきたのだ。

 今年は初施行となる浦和競馬場が舞台。ご存じの通り、直線が短い極端な小回りコースだ。そのあたりが嫌われる理由? 心配で居ても立ってもいられなかった私は、早い時期からオメガパフュームでJBCクラシック参戦を明言していた安田翔調教師のもとへ。

 まず、前述の心配事をぶつけてみると、「コース形態うんぬんより、フルゲートの絡みでJRA馬の出走枠が5頭しかないためでしょう。(出走枠に)入れなかった時の影響が大きいですから」。確かに、出走できるか微妙な状況では、他のレースに回るかを考えながらの難しい調整を強いられる。なるほど、そういうことだったのか。

 とはいえ、その極端なコース形態により、通常よりも難しいレースになるのは間違いない。コーナーがきつい分、「1角から2角にかけての位置取りが重要になる」と関係者は口を揃える。

 安田翔調教師も「小回りのきついコーナーへの対応については課題は少なくない。対策を練りつつですね」。

 やはり経験が何よりの武器になるのか? その点、スプリントに出走するサクセスエナジーは浦和で〈1・1・0・1〉の良績を残している。

 北出調教師は「別に得意というほどでは…」と謙遜しつつも、「状態は、この秋では一番だよ」とアピールすることも忘れなかった。東京盃で敗れた藤田菜七子=コパノキッキングに得意コースでリベンジなるか、個人的には大いに注目している。

 さらには、このJBCをメイチの目標にしてきたのがレディスクラシックに出走するレッツゴードンキで「1400メートルは得意な距離だし、しかも牝馬限定戦。ここ目標にスプリンターズS(5着)を叩いたら、気合乗りが良くなってグンと状態が上がってきたよ」と梅田調教師。桜花賞以来のGI制覇を虎視眈々と狙っている。

 なんだか焦点の定まらない感じになってしまったが、とにかく今年もJBCは見どころ満載。読者の皆さん、週末のJRA開催翌日に行われる「砂の祭典」にもぜひ、お越しください…って何目線なんだろ?