前代未聞の門別誤審で払い戻しはどうなる?過去の例では…

2018年11月03日 16時30分

 1日に門別競馬場で行われた交流GⅠⅠⅠ北海道2歳優駿で1、2着馬を逆にした誤審判定を受け、2日午後4時から北海道庁でホッカイドウ競馬が記者会見を行った。冒頭のあいさつで道農政部競馬事業室の田中源一室長は「2人の審判員がともに1着馬を見誤ってしまった」ことを認め謝罪し、誤審発覚後の対応の遅れについては「最終レースの発走時刻が迫っており、開催終了まで対応ができなかった」と説明した。

 また馬券の払い戻しについては「すでに着順が確定し、支払われている払戻金については有効なものとして取り扱う」としながらも、誤審後の正しい到達順位の払い戻しについては「払戻相当額をお支払いする方向で、地方競馬全国協会ほか関係機関と協議していますが、これらの具体的な払い戻し方法などについて詳細は改めてお知らせする予定」とした。

 ネットでの購入者は馬券の購入履歴が残っているものの、競馬場や場外馬券売り場での購入者は馬券を破棄しているケースが大半だ。実際、ネット上では「2番の単勝馬券を5000円分買っていたが捨ててしまった。必ず責任取ってくれ」と破棄した当たり馬券への対応を求める声が数多く上がっている。

 過去には1986年5月31日の阪神4Rで2、3着馬の着順を逆に判定した日本中央競馬会に対し、勝馬投票券を破棄した2人が支払いを求めて訴訟を行っている。この際、自らが購入した勝馬投票券の内容と購入金額を原告が記憶、その内容が中央競馬会の発売記録と一致していたことが決め手となり、請求を認める判決が出ている。今後、払い戻しを巡る騒動が大きくなるのは間違いなさそうだ。