【桜花賞】「能力&血統背景&厩舎の勢い」三拍子揃ったフィニフティに“春の嵐”の予感

2018年04月03日 21時30分

この一戦に向けて仕上がりも万全なフィニフティ

【桜花賞(日曜=8日、阪神芝外1600メートル)dodo馬券】いよいよ今週末から3歳クラシック開幕――。第1弾は阪神競馬場で繰り広げられる熱き乙女の戦い・第78回桜花賞。4戦無敗のラッキーライラックで断然ムードだが、このレースは人気馬受難の歴史がある。好配狙いの当欄が推奨するのはクイーンC・2着からの逆転戴冠を狙うフィニフティ。もっか絶好調の藤原英昭厩舎が送り出す素質馬が春の嵐を巻き起こす。

 4戦無敗の2歳女王ラッキーライラック、シンザン記念圧勝のアーモンドアイなどハイレベルなメンバーが揃った桜花賞。堅い決着を予想するファンは少なくないだろうが、そこは繊細な3歳牝馬の一戦。昨年は圧倒的人気を集めたソウルスターリングが3着に敗れたように、断然人気馬でも絶対ではないのが桜花賞。今年も“まさか”が起きても驚けない。

 逆転の1番手に推奨するのはフィニフティ。前走のクイーンCは2着に敗れたが、デビュー2戦目で初の重賞、長距離輸送、左回りと未経験ずくめの中での戦いだった。それでも賞金をしっかりと加算して本番へ望みをつないだのは、非凡な素質の証明と言える。

「牝馬の割にメンタル面が強くて、東京に行ってもバタバタするところがなくどっしりとしていた。だから競馬にいって力を出せるんだろうね」とは厩舎の番頭格・田代助手。独特なGIの雰囲気にのまれて力を出し切れずに終わる若駒も少なくないが「まだ2戦とキャリアは浅いけど、この馬ならGIでも動じることはない」。精神面の強さは本番でも大きな武器になりそうだ。

 ステファノスの全妹という意外性の血も面白い。兄は2015年の天皇賞・秋で10番人気2着、昨年の大阪杯で7番人気2着とビッグレースで好走し、穴党の心を何度もくすぐってきた。本質的にはおくての血統だが「ステファノスはじっくりと力をつけていったが、牝馬ということもあってこちらのほうが成長は速い」と同助手。1週前追い切りに騎乗した福永も「新馬戦のころより全体的に力感が増して馬がしっかりしてきた」と肉体面の進化を感じている。

 送り出す藤原英厩舎は今年23勝を挙げてリーディングトップを快走中(1日終了時点)。狙ったレースにきっちり仕上げてくる東西屈指の名門ステーブルは連対率50%超と神がかり的な数字を叩き出している。桜花賞はレッドサクヤと2頭出しだが、福永があえて抽選待ちの同馬を選択したのも見逃せない。ちなみに藤原英厩舎=福永のコンビは〈3・1・1・2〉で今年一度も掲示板を外しておらず、勝率42・9%、3着内率71・4%という“黄金タッグ”だ。

 現時点で同馬は3分の2の抽選対象だが、それさえ突破できれば…。能力、血統背景、厩舎の勢いと三拍子揃ったフィニフティが桜の女王に大きく前進するのは間違いない。