【阪神大賞典】サトノダイヤモンドはルメール騎乗で香港カップを制したプライド以上に成長するか

2017年03月16日 21時30分

2006年、香港カップ優勝時のプライドとルメール騎手(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】あのディープインパクトに唯一、2回先着した騎手がいる。クリストフ・ルメールだ。

 

 2005年の有馬記念では「中山競馬場の特徴を考えると、上手に先行できれば先着できておかしくない」とハーツクライを前に行かせて粘り込んだ。

 

 それまでの同馬の脚質を考えると誰もが驚く作戦だったが、してやったりの鞍上は「ハーツが成長して力をつけていたので先行できる自信があった」と答えた。

 

 翌06年の凱旋門賞は少し違った。ルメール騎手はプライドに騎乗したが「実は“絶対ディープが勝つ”と思っていた」と笑う。

 

「だから道中はディープについていけば不利を受けることはないと思っていたんです」

 

 ところが最後はディープインパクトをかわして2着。「(勝った)レイルリンクをマークしていれば勝てていたかもしれない」と苦笑した彼は、さらに続けて言った。

 

「プライドはこの後、英チャンピオンSや香港カップも勝った。僕が思った以上に成長していました」

 

 そんなルメール騎手が今週末の阪神大賞典(日曜=19日、阪神芝内3000メートル=1着馬に4・30天皇賞・春優先出走権)ではディープインパクト産駒のサトノダイヤモンドに騎乗する。

 

「3歳の春はまだ若かったけど、秋には成長して菊花賞と有馬記念を勝ってくれました。古馬になってさらに成長してくれているはずです」

 

 名手の手綱さばきと名馬の成長力に期待したい。