【日経新春杯】重賞初Vミッキーロケット 新設GI大阪杯へ収穫大

2017年01月18日 21時30分

シャケトラとの激しい戦いを制したミッキーロケット(左)

 降雪のため火曜(17日)にずれ込んだ京都競馬の5日目のメーン、GII日経新春杯(芝外2400メートル)は1番人気ミッキーロケット(牡4・音無)が優勝。神戸新聞杯で昨年の最優秀3歳牡馬サトノダイヤモンドに肉薄した素質馬が待望の初タイトルを手に入れた。2017年の好スタートを切った同馬の今後は明るい? 検量室前の取材から展望する。

 

 降雪の影響で15日(日)から17日(火)に順延になった一戦は、ミッキーロケットがシャケトラとの激しい叩き合いを制して優勝。うれしい初重賞制覇となった。

 

 以前はスタートが決まらず後方からの競馬が多かったが、この日は好発から4番手をキープ。和田は「(好位でも)しっかり脚をためることができた。行きっぷりは良かったけど、折り合いを欠くような感じではなかった」と手応え十分に直線を向く。残り1ハロン付近で一旦シャケトラに先頭を譲ったものの、しぶとく二枚腰を発揮し、最後はハナ差退けた。

 

「ヒヤヒヤしたけど差し返してくれた。ゲートも安定していたし、上手に競馬をしてくれた」。ひと皮むけた走りで17年初戦を飾ったパートナーに、鞍上は賛辞を惜しまなかった。

 

 音無調教師も「今のような(後ろが伸びない)馬場を考えると、あの位置が正解だったね。スタートが決まらなかったらどうしようかと思っていたけど、ああいう乗り方ができたのは大きい」と収穫アリの一戦を強調した。

 

 日経新春杯といえば、厳寒期のハンデ重賞であり、超一流馬は不在…これまでは春に直結する一戦とは言い難かったが、今年のミッキーロケットはこのジンクスを打ち破るかもしれない。それを強く意識させる要因が、トレーナーが春の大目標に掲げた新設GI、大阪杯(4月2日)の存在だ。阪神芝内回り2000メートルで行われるこのレースは、宝塚記念(阪神芝内2200メートル)と同様、前々で運んでしぶとく脚を使えるタイプが有利と推測される。そういう意味で「好位で脚をためる競馬ができたのは収穫」と和田&音無調教師が口を揃えたのは納得だ。

 

「まだまだ良くなるよ。これから強い馬がもっと増えてくるけど、力で負かせられるようになってほしい」(和田)

 

 神戸新聞杯でサトノダイヤモンドに肉薄した素質馬が、GIの高みに上り詰めるか。今後のさらなる成長に注目だ。