【京成杯】重賞初制覇プロフェットは“クラシックの新星”になれるか

2016年01月18日 21時01分

好位からフォーリー=プロファット(左)は絶妙のタイミングで抜け出した

  17日、中山競馬場で行われたGIII京成杯(芝内2000メートル)は、フォーリー騎乗の5番人気プロフェット(牡・池江)が好位から抜け出して快勝。重賞初制覇を飾った。昨夏のGIII札幌2歳S(2着)に続く賞金加算で春のクラシックへの切符を“確保”したが、本番でも好走する可能性はあるのか?

 

 前後の5ハロンが61秒8―59秒6のスローペース。上位人気馬が揃って中団~後方の位置取りで連絡みできなかった事実と合わせると、明暗を大きく分けたのは“ポジショニング”だった。

 

 そんな決着を好位からソツなく抜け出してきたのがプロフェットだ。殊勲の鞍上・フォーリーは「スローの流れになるのは予想していました。思った通りいい位置につけることができましたし、うまくいきましたね」。事もなげに言ってみせるあたりが、アイルランドの若手ナンバーワンジョッキーの実力か。

 

 一方、管理する池江調教師が勝因として挙げたのは状態面。「前走(萩S=5着)は札幌から戻った後で体調がもうひとつだった。その点、今回は具合が良くなっていたし、落ち着きも出てきたからね。

 

今後は皐月賞(4月17日=中山芝内2000メートル)前に1戦するか、それとも直行するかは未定ですが、賞金を加算できたことは大きい。これでダービーまでは大丈夫でしょう」。近親にトゥザグローリーなどがいるゆかりの血統。きっちり軌道修正してきたあたりは、さすがの厩舎力と言えるだろう。

 

 とはいえ、決着タイム2分01秒4は過去10年で4番目という平均的な記録。それでいて、このレースを勝ってクラシックにつなげた馬といえば、サンツェッペリン(2007年皐月賞=2着)とエイシンフラッシュ(10年ダービー=1着)がいるくらい。“クラシックの新星誕生”と持ち上げることは難しい状況に変化はない。

 

 はたしてプロフェットは、その“希少”な2頭に続くことができるのか。「非常に頭が良くて乗りやすい馬だし、まだまだ成長できると思います」とフォーリー。本番までにさらなるスケールアップを果たせるかがカギとなりそうだ。