【シンザン記念】ロジクライ インベタ作戦ピタリ! 浜中が導いたVロード!!

2016年01月11日 20時00分

グリーンベルトにこだわった浜中の好騎乗が大きな勝因だ

 10日、京都競馬場で行われたGIIIシンザン記念(芝外1600メートル)は、8番人気ロジクライ(牡3・須貝)が勝利し、逃げた11番人気シゲルノコギリザメが3着に粘る波乱の結末となった。3連単67万1850円と荒れた一戦を振り返り、現在の京都の芝レースに何が起こっているのかを改めて検証したい。


 相変わらずの内枠、先行馬天国。シンザン記念で初の18頭・フルゲートとなった今回の一戦を見て、特にその思いが強くなった。5ハロン通過58秒1で逃げたスプリンターが3着に粘れる馬場。絶対能力よりも運と脚質がモノを言う京都の正月開催=Aコース施行は、そろそろ考えるべき時期にきているのではないだろうか。

 勝ったロジクライもグリーンベルトにこだわった浜中の騎乗が大きな勝因。「内側のいいポジションを取りたいと思っていたが、3コーナー辺りでいいところに入ることができた。横一線というか、あまり着差のないレースだったので、最後はしのいでくれと思ってましたね」と語った浜中のコース取りは、内ラチ沿いから離れないインベタ。3枠6番という絶好枠だったからこそできた芸当だ。直線で持ち出したのもわずかに1頭分。対する2着ジュエラーは4コーナーまで内で脚をためていたものの、直線では外に出すしか選択肢のない状況だった。2頭の差はわずかにクビ。通ったコースの差が明暗を分けたと言っていいだろう。

「人気になる馬は後ろから来る馬ばかり。自分が乗っていたとき(デビュー2戦に騎乗)よりも馬は良くなっているから、積極的に乗っていいぞと浜中には言っていた。長くいい脚を使うので京都も合ったと思うし、イメージ通り」と須貝調教師。してやったりの1戦に笑顔が絶えない。恵まれた面も多かった今回の勝利で、クラシックの有力候補と持ち上げることはできないが、貴重な賞金を加算したことで、本番を意識したローテーションを他の馬よりも早く実行できるメリットを得た。この時期の3歳馬にとってはこれが大きい。

「現状では距離も大丈夫そうだし、馬の様子を見て今後について決める」と明確な候補こそ明かさなかった指揮官だが、すでにプランは頭の中にあるはず。同馬の評価は次走、もしくはその次の1戦を見てからでも遅くはない。