【京阪杯】重賞初制覇サトノルパン スプリント戦で才能開花

2015年11月30日 19時58分

サトノルパンの非凡な才能がついに覚醒した

 29日、京都競馬場で行われたGIII京阪杯(京都芝内1200メートル)はサトノルパン(牡4・村山)が優勝。単勝1・5倍の断然人気だったビッグアーサーを封じ、重賞初制覇を決めた。これで1200メートルは2戦負けなし。非凡な才能がスプリント戦でついに覚醒した。

 次代のスプリント王へ名乗りを上げたのは、圧倒的な支持を集めたビッグアーサーではなく、半兄にマイル重賞勝ちのリディル、クラレント、レッドアリオンがいる良血サトノルパンだった。

「マイルがベストと思っていたが、かかって気難しい面がある馬。この距離のほうがいいのでしょう」と村山調教師。折り合いを気にする必要のないスプリント戦での課題はスタートのみ。これを無難にこなしてスッと好位へ。背後につけたビッグアーサーとの距離を測りながら、スパートの時を待つ。鞍上が仕掛けたのは直線入り口。ベルカントが抜け出し、開いたスペースに飛び込むとアクセル全開。最後は猛追するビッグアーサーをアタマ差で抑え込み、待望の重賞初タイトルを手に入れた。

「力があるね。ちょっと早いかなと思ったけど、先に抜け出したアドバンテージを生かせた。強い馬はいたが、能力はヒケを取らないと思っていた。ゲートさえ決まれば崩れることはないよ」と殊勲の和田。路線変更で素質が開花した同馬の次走はもちろん1200メートル。

「様子を見てからですが、賞金を加算できたので年明けはシルクロードSから高松宮記念になるかも。これからはスプリント路線を中心に使っていきます」とトレーナー。

 今年のスプリンターズSを制したストレイトガールは年内での引退が決定済み。これと入れ替わるように現れたニュースターが、次代のスプリント戦線を引っ張っていくに違いない。