【騎手免許二次試験】ルメール騎手「マッサン見て日本語を勉強」

2015年01月27日 16時40分

JRA騎手免許二次試験を終えたデムーロ(右)とルメール

 短期免許でJRAに参戦しているミルコ・デムーロ(36=イタリア)、クリストフ・ルメール(35=フランス)両騎手が27日、千葉県白井市のJRA競馬学校で騎手免許の二次試験に臨んだ。

 

 JRAは地方競馬出身者に続き、昨年度から外国人騎手に対し実質的に閉ざしていた通年免許取得への門戸を開いた。競馬施行規定などを問う一次試験(筆記)を英語でも受験できるよう規程を変更。昨年度はM・デムーロがチャレンジしたが、一次試験で不合格となっていた。今年度の一次試験は14年10月2日に競馬学校で行われM・デムーロ、ルメールともに難関をクリア。27日午後の二次試験に臨んだ。

 

 この日はデムーロ、ルメールの順で受験。二次試験の内容は通常、1=学力に関する口答試験(日本語で行う)、2=騎乗技術試験、3=身体検査、4=人物考査の4項目。2に関しては十分な騎乗実績があるため実技試験は免除され「技術に関する口答試験(競走騎乗全般に関する専門知識)」が日本語で行われた。

 

 試験を終えた2人は報道陣との質疑応答に日本語で対応。M・デムーロは「子供のころに受けた学校の試験では緊張しなかったけど今日はすごくドキドキしました。人生で一番かも」。続けて「いま騎乗している香港でも日本人の友達と毎日のように会話して日本語を勉強しました。初めて騎乗した時から日本の競馬が一番と思っていました。日本の騎手になるのがボクの夢。発表までは合格を祈ります」と改めて決意を語った。

 

 一方、ルメールの第一声は「疲れました。頭が痛いね(笑い)」。続けて「日本は馬のレベルが高いし競馬場も素晴らしい。35歳の私にとって日本で乗ることは新しい騎手人生の始まり」とチャレンジの理由を語った。昨年11月24日の京都競馬12Rで落馬、右脛骨骨折などの重傷を負ったが「入院中はテレビで“マッサン”(NHK朝の連続ドラマ)を見て日本語を勉強していました。今は2日に1回、2時間半のリハビリをしています。3月には100%になります。まったく問題ない」と順調な回復ぶりをアピールした。

 

 二次試験の合否は2月5日に発表される。通年免許交付となれば競馬学校出身の騎手候補生らとともに3月からの実戦騎乗が可能となる。