【朝日杯FS】ダノンプラチナで快勝の蛯名「関東馬GI連勝の意義」独占激白!

2014年12月22日 21時01分

 牝馬に続いて牡馬の2歳頂上決戦も制圧――。21日に阪神競馬場で行われたGI「第66回朝日杯フューチュリティS」(芝外1600メートル)は蛯名正義騎乗の1番人気ダノンプラチナ(牡・国枝)が快勝。同騎手は阪神JF(ショウナンアデラ)に続いて2週連続GI制覇となった。好評連載(毎週木曜)「エビショウの“独舌”講座」でおなじみの名手が勝敗のカギ、来春のクラシックの可能性、さらに関東馬GI連勝の意義など、本紙読者だけに激白した。

 

 東スポ読者の皆さん、やりました! ショウナンアデラ(阪神JF)に続いて2週連続のGI制覇。今年下半期は1番人気馬がGIで9連敗中だったから、この流れを絶対止めてやろうって思っていたんだ。本当に皆さんの応援が力になりました。この場を借りてお礼を言わせてください。

 

 まずはレースを振り返らせてほしい。一番のポイントはスタートだね。というのも10Rまで乗った感触で、芝は内側がかなり良くなっていた。だから、上手な競馬をするよりダノンプラチナの力を信じてしまいを伸ばす競馬をしようと思っていた。意識して後ろに下げたのが、みんなにもわかったんじゃないかな? 道中はきれいな馬場を見ながら気持ち良く走らせることができた。「これなら大丈夫」って思ったね。もちろん、直線での伸びは抜群だった。

 

 オレ自身、GIを連勝できたことはもちろんうれしいけれど、それを関東馬で達成できたことはもっと意義があると思う。だって、東西どちらか一方だけ強いんじゃ競馬は盛り上がらないでしょ? 東と西でいい馬を競わせて、どっちが強いんだってなるからこそファンも喜んでくれると思う。オレたち関東の人間はそうなることを願って試行錯誤しながら馬を鍛えてきた。結果を出せたことで、やってきたことが間違いじゃなかったって少しは証明できたんじゃないかな。

 

 2歳GIは牡牝ともメンバー唯一のディープインパクト産駒が勝った。オレが思うにこの産駒の一番の良さは、フットワークがきれいで柔らかいところ。この部分はサンデーサイレンス産駒に一番近い。天性のフットワークの良さがあるから、成長途上の段階でも走り切れてしまう。そのあたりに理由のひとつがあるんじゃないかな。まぁ、オレはディープインパクト自身には乗ったことがないんだけどね。彼が北海道で調整していた時に少し乗せてほしいって頼もうかと思ったけど、ケガでもさせたら日本中を敵に回しちゃうから諦めたよ(笑い)。

 

 今年から阪神開催になり、以前より力通りの決着になりやすくなると思っていた。そういう記念すべき第1回のレースを勝てたことは本当にうれしい。まぁ、個人的には力通り決まる競馬だけじゃ面白くないって気もある。少し力が足りなくても何とかなっちゃうのも競馬。それこそ騎手としての腕の見せどころだしね。

 

 ダノンプラチナの今後? 彼はまだマイルまでの距離しか走っていない。だからクラシックに向けて不安がないと言えばうそになる。でも、まだ課題が残る中でGIを勝つんだから、すごい能力を持っていることは間違いない。2歳王者の名に恥じないレースを続けていくことは約束するよ。

 

 そして、今週はいよいよ有馬記念。自分はオーシャンブルーで参戦します。3週連続のGI制覇? とにかく目一杯頑張りますので今度も応援よろしくお願いします!