【京阪杯】アンバルブライベン激走呼んだ2つの要因

2014年12月01日 20時00分

逃げ切りVを飾ったアンバルブライベン

 30日に京都競馬場で行われたGIII京阪杯(芝内1200メートル)は、5番人気のアンバルブライベン(牝5・福島)が逃げ切りV。24戦目にしてうれしい初重賞タイトルを手にした。同馬の激走を呼び込んだ要因は何だったのか。

 

 これまで重賞での好走実績がありながら、タイトル獲得には至らなかったアンバルブライベン。しかし、近走はどのような快速馬が相手でもハナを譲ることはなかった。競りかける→共倒れの危機感を他陣営に植えつけたことが、今回の勝利の要因のひとつだ。

 

 その証拠が前半3ハロン34秒7というスプリント重賞にしては遅いペース。競りかけるはずのライバルが抵抗することもなくすんなりと2番手に引いた。

 

「スタートが思ったほど良くなかったけど、行かせてもらえたね。同型との兼ね合いだとは思っていたけど」と福島調教師も思わぬ緩ペースに笑いが止まらないが、一方で近走の積極的な競馬を可能にした体質の強化も大きな勝因。

 

「一線級と戦ってきたことで馬が成長しているんだと思います。よく粘ってくれました」。手綱を取り続ける田中健もそう感じている。

 

 次走は未定ながら順調にいけば来春の大目標はGI高松宮記念(3月29日=中京芝1200メートル)になる。今回は展開に恵まれた面も否定できないが、一戦ごとに力をつけていることもまた事実。充実期に入った快速娘が来年のスプリント路線を盛り上げてくれるに違いない。