WIN5的中の鍵握る「2番人気馬」

2014年11月15日 09時00分

<なんでも統計学:特別編「競馬WIN5攻略(4)>統計学からWIN5を分析する特別編も4回目。データから経済やマーケット事情を読み解く統計学の専門家・鳥越規央氏が、今回は2番人気馬を丸裸にする。(隔週掲載)

【おさらい】前回は1倍台の1番人気馬について調査をしました。「1・3~1・5倍の馬の勝率が期待以上の数字」「あえて1倍台を外すことで高い払戻金を狙うのも手かも」という話です。また、記者さんのリクエストで「WIN5の対象レースで、2番人気のオッズがどれくらいのときの1倍台が強いのか」も調べてみました。

「あの中で気になったのは2番人気が2倍台のケースが2回あって、その2回とも2番人気が勝っていたってこと。追う立場と追われる立場の違いかもしれませんが、何だか2番人気にがぜん興味が湧いてきましたよ」

 こう話す記者さん。では、今回は2番人気について考察してみましょう。

【2番人気はキーホースになり得る】本命馬を追う対抗馬、すなわち2番人気馬はレースを盛り上げる重要な役回りでしょうが、賭けの対象としては頭を悩ませる存在であります。しかし、この特別連載の2回目で申し上げた通り、WIN5においては的中の鍵を握る存在です。

 そもそも5レースすべてで1番人気が勝ったことは今まで一度もありません。また、対象5レースの勝ち馬の「1番人気と2番人気の頭数の組み合わせ」を調べたところ、「1番人気2頭、2番人気1頭」のパターンが最も出現しやすいことも紹介しました。

 実際、表1をご覧いただければ分かるように、WIN5対象レースにおける2番人気の勝率は18・9%。5レースに1回程度勝つわけですから、毎週1頭は勝つようなイメージでいいと思います。

「それはWIN5の対象ではないレースと比べて高い数字なんですか?」(記者さん)

 いや、ほとんど変わりませんので、WIN5対象レースだけ2番人気が強くなるわけではなく、競馬においてはそのぐらいの割合で2番人気が勝つのでしょう。これは表1の1番人気、3番人気も同様です。<次のページへ>