【競馬JAPAN】恐るべし 新潟の馬場

2014年08月22日 09時00分

 

 新潟は天気予報どおり週末は雨。メインの関屋記念は重馬場を苦手にした馬が多く、陣営も天気を気にするコメントが目立った。果たして当日は午前中こそ結構な雨が降ったものの、レースの頃にはやんでいた。しかし土曜日からの降雨量は多く、芝はかなり水を含んでいるように思えた。

 

 結果は、安田記念、中京記念と重馬場に泣いたクラレントが勝利。3着にも重が苦手と言われていたサトノギャラントが入った。それもそのはず、時計はレコードに1秒差である1分32秒5。降雨量と稍重発表からすると信じられないような好タイム決着となった。

 

「これが新潟の芝なんだよ。降っているときは時計がかかるけど、やんでしまえば水はけがいいから、あっという間に回復する。雨がたくさん降ったからといって、単純に時計がかかると思うと痛い目に合うよ」(関東専門誌記者)

 

 新潟競馬場の水はけがいいことは誰もが知っていることだが、さすがに土日に結構な降雨量があった以上、雨がやんでもそれなりに時計はかかると思っていたのだが。今年は新潟開催が長いので、今後も天気に悩まされることは多いだろう。「雨がやんでしまえば急速に馬場が回復する」。これは頭に入れておきたい。

 

 さて、勝ったクラレントは、昨年のエプソムC以来約1年2か月ぶりの勝利となった。

 

「そのエプソムCのときはジャスタウェイを破り、毎日王冠でも同馬と再度好勝負と、瞬発力勝負ではGⅠクラスの能力がある。大敗したのは重い馬場と、馬体が大幅に増えたマイルCSだけで、他のレースでは必ず上位に来ている。今度こそGⅠ(マイルCS)制覇を狙える」(記者)

 

 2着のダノンシャークに関しては「マイル戦では成績こそ安定しているが、実際には注文がつく難しい馬。今後も好走はあっても勝ち切れないレースが多いのでは」

 

 大敗した組では、競馬をしていないエキストラエンドは今回の敗戦は無視していいという見方が多く、今後も狙い目十分。逆にマジェスティハーツは気性に問題が多く、人気の時は買い被らないほうがいいという意見も多かった。

 

 古馬は他にオープン特別が2つあったが、目立った馬は無し。むしろ条件戦のほうから注目馬の名が挙がった。

 

「ここへ来て成長が目立つのがバクシンテイオー。クラスは上がったが、これまで以上の脚を使って鮮やかに差し切った。もしスプリンターズSに出られれば穴の一頭じゃないかな。それから糸魚川特別を勝ったショウナンパンドラ。春はクラシック出走権利を取るために少々無理を強いたか、能力に結果が伴わなかった。リフレッシュされた今回は、この馬の持ち味である斬れ味が如何なく発揮された。うまく権利が取れれば、秋華賞でも面白い」(雑誌記者)

 

 2歳戦もオープン特別が2つ行われたが、こちらも目立った馬は無し。そのオープン特別であるコスモス賞よりも速い時計で新馬戦を勝ったシャルールが注目のようだ。

 

「ゼンノロブロイ産駒は牝馬のほうが気性も素直で活躍する馬が多い。この馬もバランスが良く、追ってからの伸びも上々。未定だが、もし札幌2歳Sに行ったら好勝負できるのでは」

 

 兄にアーデント、姉にラフォルジュルネなど活躍馬を多く出している一族で、この馬も将来性は十分だ。

 

 日曜日からは、札幌の芝1800mの未勝利戦を勝ったトーセンバジルが要注目だ。

 

「ここは素質馬が集まった注目の一戦だったが、終わってみればトーセンバジルの1強。もともと今年のハービンジャー産駒一番馬と言われていただけでなく、ノーザンF全体でも1、2と言われていた馬。デビュー戦は、ノースヒルズが3年連続ダービー制覇の期待を賭けるティルナノーグに敗れたが、負けて強しの内容。来年のクラシック戦線に乗れる器だよ」

 

 札幌2歳Sに出られれば本命候補になることは間違いなく、先々まで狙っていきたい。

 

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