【JRA】給付金不適切受給者に「戒告」「厳重注意」など処分

2021年04月10日 14時35分

後藤正幸・日本中央競馬会理事長

 一部報道により2月に発覚した厩務員などによる不適切受給の問題はその後、調教師や現役騎手にも波及。申請に馬主としても有名な税理士法人やマスコミ関係者が関与していたことで波紋を広げていた。これまで2月22日、3月5日にもJRAからの報告があったが、今回は厩舎関係者全員に対し、改めて「申請、受給及び返還状況」について確認を行った結果を受けたもので前回発表時から数字に変更が出ている。

 調査対象者2748名のうち持続化給付金を申請・受給していた者は169名(変更前165名)、うち返還済みは96名(同49名)、返還手続中は70名(同114名)、返還手続を取っていない者は3名(同2名)などとなった。また処分に関しては、日本調教師会、日本騎手クラブがそれぞれ行った処分を踏まえ、さらにJRAから以下の処分が科された。

(1)厩舎従業員3名=日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号による戒告。

(2)調教師7名&騎手1名=競走担当理事による厳重注意。

(3)調教師15名&騎手12名&厩舎従業員132名=栗東又は美浦トレーニング・センター場長による厳重注意。

 後藤正幸・日本中央競馬会理事長「持続化給付金制度の趣旨・目的を逸脱した受給は、社会の良識に欠ける行為であり、今般の事案が中央競馬の信頼に関わる問題となったことにつきまして、お客様ならびに社会の皆さまに心よりお詫び申し上げます。この度の問題に対して寄せられたご意見などを真摯に受け止め、お客様や社会からの信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」