【競馬JAPAN】アイビスSDは、スプリンターズSに繋がるのか

2014年08月07日 10時00分

 

 新潟の名物レース、日本唯一の1000m重賞であるアイビスサマーダッシュは、セイコーライコウが好位から抜け出して快勝。直千コースは韋駄天Sでも馬なりで快勝しており、適性の高さを改めて感じさせた。

 

 これまで「外枠」、「牝馬」の活躍馬が多かったが、今年も外目の枠に入った牝馬のフクノドリームが2着。そして隣枠の牝馬アルバンブライベンは逃げバテ。この2頭の選択が、馬券的中の鍵となった。

 

 さて今年はスプリンターズSが中山競馬場の改装に伴い、新潟競馬場で行われる。ということは、新潟で行われたアイビスSDは、例年以上に重要な存在になるのではないか。ただ直千コースからコーナーのある1200m戦に変わるため、同じ競馬場でも参考にならないという意見もある。このあたりはどうなのか。

 

「2戦2勝の内容を見る限り、セイコーライコウの直千コースへの適性はかなり高く、1200mでは信頼感が落ちると思う。ただ、この馬自身力もつけており、新潟コースは全体(1000~1400m)で6戦4勝2着1回と、この競馬場自体は強い。もちろん直千ほどの信頼はないが、1200mでもいいレースをするのではないか。本番ではハクサンムーンが出走し、ハイペースは間違いなし。この馬に展開も向く」(専門紙記者)

 

 これまでは直千コースであるアイビスSDと中山1200mのスプリンターズSはリンクしにくいイメージもあったが、今年は同じ競馬場で行われることをしっかりインプットし、アイビスSD組も注意を払ったほうがいいだろう。

 

 札幌で行われたクイーンSは、大外枠に入ったオツウが強引に先手を取りに行ったため、緩みのないペース。この展開に乗じて直線は内からアロマティコ、外からスマートレイアーと差し追い込み勢が伸びてきたが、好位から抜け出したキャトルフィーユがこの2頭を抑え込み、待望の初重賞を飾った。

 

「これまでは惜しい2着ばかり。勝負所で息を抜き惜敗が多かったのだが、今回は内外両面から迫られたのが逆に良かった。角居厩舎は、調教でこうした3頭併せを何度もやっているから、その成果が出たね。だからといって、これで勝ち癖がつくかというと難しいところで、また善戦マンの結果になってしまうことも。ただ上位には堅実に来るから、馬券のヒモには必ず入れておきたい。

 

 アロマティコはトモの肉付きが良く、調子の良さが伝わってきた。三浦騎手も前走に続くイン衝きのファインプレーを見せてくれたのに2着は残念。でも、この競馬を身に着けたのなら、そのうち重賞勝ちは巡ってくるよ。

 

 スマートレイアーは差し切れると思ったが、最後に鈍ってしまった。1400mの阪神戦で鮮やかな差し切りを見せたように、微妙に中距離は長いのかも。

 

 まあ今回は池添騎手がテン乗りということもあって、武豊騎手なら結果も変わっていたかもしれないけど」(専門紙記者)

 

 上位陣は今後も馬券になりそうだが、下位の馬で今後面白い馬はいないのか。記者の一人は、この馬を挙げた。

 

「目についたのはオツウでしたね。今回は飛ばし過ぎて、レコード決着を演出する役目で終わってしまいましたが、これが以降どこかで実を結ぶでしょう。元はクラシック候補だったほど期待された馬。この結果で評価が下がり人気も落ちれば、楽な一人旅も見込めます。3連勝の内容からも、牝馬相手なら確実にオープンで通用するので、今回の結果で見捨てたら損です」

 

 オツウ、そしてこれに惑わされたケイアイエレガントと、先へ行って潰れた2頭の巻き返しは十分警戒したい。

 

 新馬戦は、日曜日札幌で行われた芝1800mの新馬戦が注目された。主役は母がトゥザビクトリー、全兄がトゥザワールド、トゥザグローリーという良血トーセンビクトリーだったが、内で前が詰まり3着敗退。

 

 先に抜け出して粘るマイネルプロンプトを、アドマイヤガストが急襲し、ハナ差捉えて新馬勝ちした。

 

「大型馬だが、仕上がりは上々。毛ヅヤも目立って調子の良さが見えた。地味な血統だが、ノーザンFでは穴馬的な存在で、評判は良かった。ずいぶん遠い話だが、クラシックなら菊花賞って感じかな。

 

 敗れたトーセンビクトリーは、上が500キロを超える馬ばかりで仕上げに苦労したが、こちらは460キロということで、早めのデビューができた。そんな上を見てきたから、どうも線が細く見えてしまうが、牝馬だからこれくらいは仕方ないか。まだ調教も緩く変わり身は十分。秋になって更に良くなるだろう。

 

 それから4着のキャノンプレート。後ろからの競馬になったが、大外からよく伸びてきた。ローレルゲレイロをはじめ、上は先行脚質の短距離馬が多かったが、この馬は違うタイプ。先々が楽しみ」(雑誌記者)

 

 開幕した新潟では、日曜日のマイルの新馬が好メンバーだったが、ショウナンアデラ、ココスタイルの評判2騎は敗れ、ハーツクライ産駒のナヴィオンが32秒7の凄まじい脚で差し切りを演じた。

 

「上がり時計が出やすい新潟でも、さすがにデビュー戦で32秒台は出色。橋口厩舎のハーツクライ産駒ということで、もしかしたらって思いが湧きでてくる。これは注目していきたい。

 

 ショウナンアデラは勝利態勢に入っていたが、あの脚で来られては2着も仕方がない。勝ちに等しい内容で、ディープ産駒の牝馬では珍しく体もある。これも期待していい。

 

 人気で大敗のココスタイルは、半兄がステファノスで期待が高かったが、あの馬は父がディープ。こちらは父がネオユニヴァースで、一族がダートばかりを考えると、新潟の芝は合わなかったのかも。2週間くらい前にはできあがっていたので、時計がかかった先週の中京あたりで降ろしていれば面白かった。今後はダートで見てみたい」

 

 小倉では、開幕週から2歳S候補が誕生した。

 

「日曜日1200m戦を圧勝したスノーエンジェルだね。後脚の蹴りが力強く、回転の速い脚が、小倉の1200mにも合っている。スパートしてからの反応も良く、当然小倉2歳Sは有力だ」

 

 かつては開幕週の新馬を勝つと、最終週の小倉2歳Sまで間隔が開くうえに、芝も悪くなって、開幕週勝ち上がりは苦戦だった。しかし今は開催も短くなり、馬場も良くなったことから、開催後半でも芝の状態は保たれていることが多くなった。スノーエンジェルも現状の小倉2歳Sなら勝ち負けの可能性は高い。

 

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