【有馬記念】先行フィエールマンは3着 ルメール「彼が好きな馬場ではなかった」

2020年12月28日 20時21分

3着に終わったフィエ―ルマン

【第65回有馬記念(27日=中山芝内2500メートル)】「まさか先行するとは…」と手塚調教師が仰天したように、この日のフィエールマンはいつもと違っていた。道中から前々で進行する異例のレース運び。3、4角を2番手で回るのは3歳の新馬戦(東京芝1800メートル)以来。結果的に切れる牝馬2頭の後塵を拝することになった。

 ルメールは「残念でした。外枠でもいいポジションを取れましたが、馬場が緩くて…。彼が好きな馬場ではなかったです」と敗因を口にした。自分のスタイルを貫いて2着に浮上したサラキアとは対照的に、フィエールマン“らしくない”印象が残るレースとなってしまった。

 ただ、同馬は秋初戦に予定されていたオールカマーを熱発で回避したことで天皇賞・秋(2着)にぶっつけで臨むなど、スケジュールに大きな狂いがあったことも事実。5歳にしてまだ12戦と数を使われていないように、晩成と見込まれてきた馬でもある。昨年の有馬記念4着から着順を1つ上げただけにとどまったが、まだ挽回の余地は十分にあるはずだ。

 ルメールも「GⅠ馬としてのパフォーマンスはできた」と締めたように、来年はさらなるパフォーマンスアップが期待できるだろう。