【福島記念】2番人気バイオスパークがV 鞍上の池添騎手は全10場重賞制覇

2020年11月15日 17時15分

バイオスパークで福島記念を制した池添騎手

 15日、福島11Rに行われたGⅢ福島記念(3歳以上オープン、芝2000㍍)は、中団で脚をためた2番人気バイオスパーク(牡5・浜田)が直線でスルスルと抜け出してV。重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分59秒6。鞍上の池添謙一騎手(41=栗東・フリー)は史上6人目(※)のJRA全10場重賞制覇を達成した。

 GⅠエリザベス女王杯の裏開催だった福島で、勝ち馬の父でもあるオルフェーヴル(自身の手綱でGⅠ6勝)やスイープトウショウ(同3勝)といった数々の名馬の主戦を務めてきた男が、節目の記録に到達した。

「数少ない方しか達成できていないので、それを意識して乗りに来ました。嬉しく思います」と池添。一昨年の新潟で行われたGⅢ新潟記念をブラストワンピース(牡5・大竹)で制し〝残り1〟としてから2年強。エスポワール(牝4・角居)でチャレンジした今春のGⅢ福島牝馬Sは1番人気で12着に敗れたが、2度目の福島での重賞騎乗で見事に結果を出した。

 バイオスパークとは2017年の2歳未勝利(2着)以来となる騎乗だったが、中団でじっくりと脚をためて末脚に生かした。

「リズム良く運ぶことを頭の中に入れて、いい形で我慢することができた。もともと折り合いは大丈夫な馬。仕掛けどころを間違えないようにと思っていたが、前が引っ張ってくれる流れだったし、少し窮屈になるシーンはあったけど、うまくクリアできてしっかり伸びてくれた」と自身も納得の騎乗で先頭でゴールに飛び込んだ。

 管理する浜田調教師は「(池添のJRA)1000勝もうちの馬(サンライズメジャー=16年タンザナイトS)だったので、縁がありますね。やっぱり勝負強い男だと思います。バイオスパークは前走(GⅡ京都大賞典=9着)が得意の京都であんな負け方をしたので、長い距離は考えていません。放牧から帰ってすごくいい状態になっていました」と話した。

※これまでのJRA全10場重賞制覇騎手は他に安田富男、武豊、藤田伸二、横山典、秋山真の5人(うち現役は3人)