【アルゼンチン共和国杯】柏木「ユーキャンスマイルは58キロもあったのでしょうが、少し弱気なレース運びに見えました」

2020年11月09日 11時55分

骨折休養明けながら正攻法の競馬で制したオーソリティ

【渡辺薫&柏木集保「私たちはこう見た」・アルゼンチン共和国杯】

 渡辺 GⅠのはざまではあるが、3歳馬のオーソリティが勝ったのは今後の展望が大きく広がる。

 柏木 過去10年で3歳馬の勝利は1回だけ(17年スワーヴリチャード)ですからね。54キロとはいえ、正攻法の競馬で時計も悪くないです。

 渡辺 青葉賞をレースレコードで勝ったように能力は確かだが、骨折明けでまだデキは完調手前に思えた。それで勝ったんだから順調にいけば楽しみだ。

 柏木 オルフェーヴルはコンスタントではないけど、こういう距離で大物を出してくれますし、これからも楽しみです。渡辺さんは人気の盲点だった2着ラストドラフトに◎。お見事でした。

 渡辺 明らかに攻め馬の動きが一変していたし、この距離も良かったんだろう。

 柏木 前半少し速めだったペースを考えれば、絶妙な位置取りでしたし、当たりの柔らかい戸崎圭ジョッキーも良かったんでしょうね。

 渡辺 力の要る馬場が合うのかもと思っていたが、軽い馬場にも対応できた。56キロを思えば、4歳馬の中では実力上位をしっかりと示した。この馬も今後が楽しみになってきた。

 柏木 3着のサンアップルトンは上がり最速の脚を使いました。力をつけていますね。

 渡辺 今春の日経賞でも上がり最速で4着だし、安定感が出てきた。3、4歳勢で上位を占めたのは今後に向けて楽しみだ。逆に波乱決着の要因になったのがユーキャンスマイルだな。GⅢに近いメンバーなら、もう少し積極的な競馬をしてほしかったが…。

 柏木 同感です。58キロもあったのでしょうが、少し弱気なレース運びに見えました。

 渡辺 2番人気のサンレイポケットは6着とはいえ、終始馬場の悪いところを通らされて2着馬とは0秒2差。悲観する内容ではないな。

 柏木 メイショウテンゲンは12キロ減もあってか、全くいいところがありませんでした。体調の問題があったのでしょう。