【富士S】馬匠・渡辺「2着ラウダシオンも久々で見せ場十分の内容だった」

2020年10月26日 11時45分

ライバルを一蹴したヴァンドギャルドが再びGI戦線に名乗り出た

【渡辺薫&柏木集保「私たちはこう見た」・富士S】

 柏木 勝ったヴァンドギャルドは着差以上の完勝に映りました。もともとオープン昇級後も崩れなく走っていた馬。10着の安田記念もスムーズではなかったですからね。

 渡辺 馬場状態はあまりいいという感じではなかったし、前が引っ張る流れだったとはいえ1分33秒4の時計ならまずまずのレベルだろう。

 柏木 マイルCSも富士Sも4歳が強いレース。ここも唯一の4歳馬が勝ったわけだし、本番でも有力候補の一頭になったとみていいでしょう。

 渡辺 ただ、ここと本番を連勝した馬は近10年でエイシンアポロンだけなんだよな。そのジンクスを破れるかどうか。

 柏木 別の見方をすれば、過去10年のマイルCSで3着以内に入った30頭のうち、富士S組はレース別で最多の8頭です。勝ち馬は1頭のみですが、本番でも富士S組はマークは必要でしょう。

 渡辺 なるほど。じゃ、2着ラウダシオンも評価しておかないとな。久々でプラス16キロの体で見せ場十分の内容だった。

 柏木 父リアルインパクトは3歳で安田記念を勝ちました。この馬も早くから能力を発揮できるタイプなんですかね。4歳のヴァンドギャルドと同じ56キロで好勝負したわけだし、本番では有力な一頭でしょう。

 渡辺 問題は人気を裏切った9着サトノアーサー、10着スマイルカナだな。

 柏木 関屋記念から上積みはあると思ったけど…。少なくともGⅠ級というスケールは感じなかったです。

 渡辺 スマイルカナは前半から絡まれた分があったにしても、東京は結果が出てないからなあ。

 柏木 この馬はずっと厳しい競馬を続けてきましたからね。ひと息入れて立て直せば盛り返せると思います。ペルシアンはマイルCS3年連続出走で1、2、3着。得意の舞台だし、本番で変わる余地はあります。それとシーズンズギフトはまだ見限れない力はあると思います。