ダノンスマッシュは負けて強し 納得の2着

2020年10月05日 11時45分

2着ダノンスマッシュ

【スプリンターズS】またしてもGⅠタイトルを手にすることはかなわなかった。久々に発馬で後手に回りながらも、道中は4番手まで押し上げる。今回は電撃6ハロン戦にふさわしい前半3ハロン32秒8の激流。勝ち馬と3着馬はブービー、シンガリから競馬を進めたように、流れは完全に追い込み馬優位の様相だった。それを4角4番手だから、相当に強い競馬をしたのは確かだ。

 鞍上の川田は「スタートはこれ以上出すと(逆に)遅れますし、あの位置取りが最善でした。いい内容でしたし、具合も素晴らしく良かったです。成長も感じました」。管理する安田隆調教師も「4角では一瞬勝ったか、と思いました。位置取りは完璧で力は出せました」。陣営は口を揃えて2着という結果を真正面から受け止めた。

 スプリントGⅠは5度目の挑戦でこれが初の連対。実績的には確実にステップアップしている。今回はグランアレグリアが強過ぎたが、完敗の2馬身差であったにせよ、自身は道中で脚を使って先行勢をすべて抜き去っての2着死守。先に夢が広がる、負けて強しの一戦だった。