【神戸新聞杯】柏木集保「少しくらい包まれても大丈夫だと福永ジョッキーは自信満々だった」

2020年09月28日 11時25分

余力たっぷりに秋初戦を終えたコントレイル

【渡辺薫&柏木集保「私たちはこう見た」・神戸新聞杯】

 渡辺 今年は変則日程のため従来の阪神から中京へコースが替わり、距離も1ハロン短くなった。それでも無敗の2冠馬にとっては問題なし。まずはコントレイルの走りを振り返ろうか。

 柏木 前日から異常なほど単勝が売れてましたね(苦笑)。注目の馬体重はダービーと同じでしたし、体つきもそう変わらないものでした。でも、これでいいんだと思います。キャリアを積むにつれてドンドン変わっていく名馬がいれば、ディープインパクトのようにほとんど変わらない名馬もいますから。まあ、馬体増がないことは脚元へ過度な負担がかからないわけなので悪い傾向ではありません。

 渡辺 中京は東京と同じように広いコースで、中山みたいにごちゃつく可能性も低い。今回も馬なりのまま馬群から抜け出してきた。

 柏木 はい。スタートが良かったですし、好位で運ぶかと思いましたが、意外と下げましたね。圧倒的な支持を集めていたことを踏まえればなかなかできないことですけど、鞍上の福永ジョッキーも自信満々だったのでしょう。少しくらい包まれても大丈夫だと。

 渡辺 まだまだエネルギーが残っていた感じだからダメージはないだろうな。本番への調整も首尾よく運ぶだろう。

 柏木 あの走りなら3000メートルの距離も問題ないでしょう。本番まで4週間の調整を普通にこなせればコントレイルの3冠達成は非常に現実的だと思います。

 渡辺 次は負けた馬の評価だが、上がり馬のロバートソンキー(3着)が見せ場をつくった。

 柏木 これまで強い馬と戦っていないことを踏まえれば、立派な内容でしたね。

 渡辺 ただ、脚力はやはり2着に押し上げたヴェルトライゼンデが上だろう。自ら動いて4着に粘ったディープボンドもまずまずの走りだった。5着以下はあまり見どころはなかったかな。

 柏木 本番はセントライト記念の上位2頭、バビットとサトノフラッグがコントレイルの相手になるのでしょうか。

 渡辺 いや、今回のロバートソンキーみたいな穴馬がまた出現してくるかもしれない。気を引き締めて予想に向かおう。