【セントライト記念】バビットが迷いなき逃げで後続を完封 内田博「この馬のレースができれば本番でもチャンスはある」

2020年09月22日 11時22分

重賞2勝目を挙げたバビット

 21日(月曜)の菊花賞トライアル・GⅡセントライト記念(中山芝外2200メートル=3着まで優先出走権)は、4番人気のバビットが2分15秒0で逃げ切りV。ラジオNIKKEI賞に続いて2つ目の重賞タイトルを手にした。

 スタート直後から鞍上の内田博が押して迷いなくハナを主張。道中はマイペースに持ち込み手応え十分の走り。3コーナー手前からペースを上げて後続を離しにいったが、4コーナーではサトノフラッグ、ガロアクリークら皐月賞上位馬が迫る苦しい展開に。大外を進出するサトノフラッグに飲み込まれそうになったが、直線では再び突き放す粘り強い走り。09年ナカヤマフェスタに続く父子制覇で菊花賞に名乗りを上げた。

「このメンバーでどれくらいの走りを見せられるかと思っていたけど、いいスタミナがあるし、本当にしぶとい。4コーナーを回ってから馬が覚えているのか、スピードに乗ってくるんだよね」と内田博。急きょの乗り替わりで初重賞Vに導いたラジオNIKKEI賞から約2か月、密かにつかんだ手応えが〝自信〟へと変わった瞬間でもあった。

 春のクラシックで好走した面々を負かしたことで2冠馬コントレイルの背中も見えてきた。「道中物見していたように、馬も余裕があった。状態も目イチじゃないし、まだ伸びシロはある」とは浜田調教師。内田博も「菊花賞ではさらに距離が延びるけど、折り合うし、この馬のレースができればチャンスはあると思うよ」と真っ向勝負の構え。08年オウケンブルースリ、12年ゴールドシップで菊を制した鞍上の言葉は何とも不気味。コントレイルと未対決の〝逃亡者〟が波乱の菊を演じるかもしれない。