【ローズS】デゼルの特A級末脚炸裂!2冠女王デアリングタクトに挑戦状だ

2020年09月18日 17時40分

翼を広げる準備は万端なデゼル

【ローズS(日曜=20日、中京芝2000メートル=3着までに秋華賞優先出走権)新バージョンアップ作戦】3日間競馬の日曜は、10・18秋華賞の最終トライアル・GⅡローズS。過去10年で8勝のオークス直行組から、新VU作戦の明石尚典記者が厳選したのは◎デゼル。キャリア3戦で上積みたっぷりの血統馬が、無敗の2冠牝馬デアリングタクトに敢然と挑戦状を叩きつける。

 混戦ムードの紫苑Sに断を下したのはマルターズディオサ。オークスから直行の勝ち馬に加えて2着パラスアテナ、3着シーズンズギフト、4着マジックキャッスルと重賞掲示板歴のある実績馬が上位を占めた。条件戦Vで勢いをつけた、いわゆる上がり馬はミスニューヨークの5着が最高。ひと夏越しても3歳牝馬路線の勢力図に変化なしとみれば、ローズSも実績重視のスタンスが吉と出そうなムードだ。狙いはもちろん頂上決戦・オークスからの直行馬。最先着(4着)のリアアメリアも有力候補だが、当欄は伸びシロ含みで◎デゼルに期待する。

 今年のオークスのVタイムは12ハロン=2分24秒4。アーモンドアイ(2分23秒8)、レースレコードを更新したラヴズオンリーユー(2分22秒8)の前2年から大きく時計を落としたとはいえ、中間の6ハロンは37秒1→37秒7=1分14秒8。18年の1分13秒2(36秒1→37秒1)、19年の1分12秒4(36秒2→36秒2)とは時計一つ二つ分違う緩ラップなら、走破時計で見劣りするのは自明の理。むしろ、道中でラップが緩んだ分、上がりに比重がかかる展開だった点をクローズアップすべきだろう。

 レースの上がりが34秒台前半まで速くなれば、上位進出には自身33秒台マークが絶対条件。2冠を達成したデアリングタクトの33秒1は別格としても、33秒台を刻んだ馬は漏れなく世代上位の瞬発力の持ち主と判断できる。上がり33秒7→0秒3差4着のリアアメリアに対して、デゼルは33秒8→0秒7差11着。わずかコンマ1秒差の上がりを刻みながら、着順&着差で大きな開きが出たのは展開のアヤと言うほかあるまい。

 既走馬相手の未勝利Vがレース上がりを1秒2上回る34秒4。2戦目のスイートピーSで早くも上がり32秒台突入と、爆発力では間違いなくデゼルに軍配が上がる。キャリア3戦でまだまだ伸びシロたっぷりのA級素材。夏場の充電期間を経てどんな“化け方”をしているのか。2冠女王へ挑戦状を叩きつけるべくぶっ放す、デゼルの末脚から目が離せない。