【小倉2歳S】スピードあるモントライゼは勝ち負けできると思いまっせ

2020年09月03日 17時36分

モントライゼ

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。さっそく先週の競馬から振り返っていきまひょか。

 まずは札幌でGⅢキーランドCが行われました。1番人気はダイアトニック(15着)やったけど、直前に土砂降りの雨に見舞われたのが痛かったかな。1枠で終始、馬場の悪いところを通らされていました。洋芝だけに、渋るとものすごい力がいるんですよね。ましてや斤量58キロ…。ま、あの雨がすべてでしょうね。道中は外へ出せる場面もなかったし、運がなかったのひと言。良馬場で見直したいね。

 勝ったエイティーンガールは最後方から馬場のいい外めを進出。直線の切れ味は見事でした。坂井ジョッキーも落ち着いて乗れてましたね。まだ23歳と若いのに、最近は冷静な立ち回りが目立ちますわ。あの子は今後もグングン伸びてくるでしょうね。

 GⅢ新潟2歳Sはショックアクション。好位から直線は馬場の真ん中を鋭く伸びてきて快勝でしたね。馬格もあるし、なかなかレース上手。これからも楽しみとちゃいますか。2着ブルーシンフォニーはよう粘ったけど、勝ち馬の切れ味が一枚上やった感じですね。

 それと、土曜の小倉で行われたひまわり賞、いわゆる〝九州産ダービー〟のヨカヨカにも触れておきまひょか。斤量57キロだけにぶっちゃけ半信半疑でしたが、びっくりの勝ちっぷりやったね。あの酷量で、しかも馬なりで楽勝。ちょっと違うかもしれませんね。大げさやなく、最強の九州産馬出現かもしれませんわ。なんぼメンバーが弱いと言うても、攻め馬みたいな感じで勝ちよったからね。これからも注目していきたいです。

 さて、今週の推奨馬は、そのヨカヨカに新馬戦でアタマ差2着だったモントライゼ(小倉2歳S)。松永幹厩舎所属ですわ。正直、九州産に負けた時はショックでしたが、前走が1秒7差の超大楽勝。初戦は単純に相手が悪かったね。

「リフレッシュ放牧明け。しっかり乗り込んで仕上がりはいいですね。前走は相手に恵まれた感じもあったけど、にしてもあの着差。強かったですね」とミキオも喜んでましたわ。「あとは時計の速い馬場がどうか」と言うてましたが、この馬自身もスピードはありますからね。抜けた馬はおらんし、勝ち負けできると思いまっせ。厩舎的にも秋に向けて弾みをつけたいところやね。

(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお) 65歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。