【新潟記念】末脚フル発揮カデナか潜在能力のサトノダムゼルか

2020年09月02日 17時30分

GⅠでも好走歴があるカデナ。展開が向くようなら脅威の存在となる

【新潟記念(日曜=6日、新潟芝外2000メートル)東西記者徹底討論】夏競馬を締めくくるGⅢ新潟記念(6日=新潟芝外2000メートル)にはフルゲート超えの21頭が特別登録。熱い激戦が期待される。心は熱く、頭は冷静に予想に臨んだ「両刀」山口と「分析官」岡崎は果たして正解を導き出せるのか!?

 山口心平(東京スポーツ):夏のローカル開催も今週で終わりか。

 岡崎翔(大阪スポーツ):小倉は3週間のお休みがあったし、開催に行っても気楽に飲みに行ける状況でもなかったし…。ホント、ローカルって実感のない夏でしたよ。

 山口:結局、無観客もまだ続いているからなあ。当初は皐月賞までには、それが無理でもダービーまでには…って思ってたものだが、秋のGⅠシリーズさえ微妙。まさかここまで長引くとはな。

 岡崎:もう何とか今年中には…って感じですもんね。

 山口:トップクラスの馬が海外遠征に行きにくい分、この秋の国内GⅠは逆に相当、盛り上がりそうなのに…。

 岡崎:改めてですが、一日も早くコロナ禍が落ち着くことを願いましょう。

 山口:無観客でも馬券の売り上げは好調だからな。我々もしっかりと予想しないと。で、今週は新潟記念だ。

 岡崎:3歳馬ワーケアの出走が注目を集めてます。一昨年にはブラストワンピースがここを制して菊花賞へ。3歳馬にとってひとつの選択肢として定着するんでしょうかね。結果次第では秋につながる重要な一戦となります。

 山口:実績馬でも3歳ならハンデはそう重くはならないし、いいステップだよな。ただ、今回は本命にはしないけど。

 岡崎:同じく。瞬発力に欠けるイメージですし、持久力勝負になってどこまでやれるかですよね。人気でも△まで。

 山口:そもそも世代トップクラスの力があるのかどうか、まだ判然としないしな。1週前追いの動きももうひと息。直前のひと追いでどれだけ良くなってくるかだ。

 岡崎:ボクは◎カデナでいきます。今年は浮き沈みが激しいけど、脚質的に展開ひとつでノーチャンスになる馬。宝塚記念12着大敗後でも気にしなくていいでしょう。

 山口:まあ、大阪杯4着は立派だったもんな。

 岡崎:あの追い上げはかなり印象的でしたよね。直線の長い新潟外回りなら末脚をフルに生かせるし、昨年3着のリベンジを果たします。

 山口:でも、オマエが言うように、脚質的には“あり”か“なし”かってタイプ。馬券の軸にはしにくいだろ。オレは今回はむしろ“なし”とみて無印だ。

 岡崎:先輩こそ、◎サトノダムゼルは狙い過ぎじゃないですか?

 山口:底を見せていない魅力というやつだ。秋華賞(13着)を除けば、5戦4勝、2着1回とほぼパーフェクト。キャリア3戦でGⅠに挑ませたあたり、陣営の期待度の高さがうかがえる。近走は渋馬場が続いたけど、あの飛ぶような切れのある走りは良馬場でこそ。実際、1勝クラスとはいえ、新潟1800メートルの勝ちっぷりが良かった馬だからな。

 岡崎:う~ん、堀厩舎では素直にジナンボーを上に扱うべきでは。昨年2着と実績のある舞台に戻れば、巻き返す可能性はあります。

 山口:オレはそのジナンボーが相手筆頭。堀厩舎のワンツー狙いだ。こっちも広々としたコースの良馬場でこそってタイプだからな。

 岡崎:ボクはブラヴァスを対抗に。1週前の動きが素晴らしく、状態面は過去最高かもしれません。本格化気配が漂ってますよ。

 山口:そこまで言うなら本命にすりゃあいいのに。オレは新潟外回りの適性には疑問が残るから△までだな。

 岡崎:ピースワンパラディは▲で一致しました。

 山口:前走(エプソムC=7着)は展開不向き。それでも大きくは負けなかったからな。

 岡崎:この馬もまだ底を見せてませんよね。

 山口:エプソムCは馬場が合わなかったアイスストーム、インビジブルレイズもマークしておきたい。左回りの決め手勝負はピッタリだ。

 岡崎:小倉2歳S(日曜=6日、小倉芝1200メートル)にも触れときましょう。

 山口:連闘馬やら、未勝利馬がいて、やっとこの頭数か。やや寂しい顔ぶれだな。

 岡崎:小倉開催が短かった影響もあるのでしょうか。これなら2戦目に大楽勝を演じたモントライゼでいけそうです。

 山口:単純な時計比較ではフリードなんだけどな。オレは、潜在スピードではヒケを取らないメイケイエールに注目しているよ。重賞でも通用するポテンシャルはあるぞ。