【札幌記念】「今年の夏はやれると確信」トーラスジェミニの逃げ切りあるぞ!

2020年08月18日 17時00分

入念な調整で体調アップのトーラスジェミニ。初のGⅡでも迷うことなく逃げるだけだ

【札幌記念(日曜=23日、札幌芝2000メートル)dodo馬券】当初は混戦模様だったサマー2000シリーズ第4戦(9・6新潟記念まで全5戦)のGⅡ札幌記念は、GⅠ・3勝馬ラッキーライラックの参戦で一気にメンバーアップ。重厚感がグンと増したが、高配的中が当欄の役割に変わりはない。「夏競馬は格より調子」の格言に従って狙い撃つのは充実の時を迎えたトーラスジェミニ。下克上をもくろむ重賞未勝利馬の勢いを侮ることなかれ――。

 3勝クラス卒業直後のダービー卿CTこそ11着完敗のトーラスジェミニだが、その後は重賞2戦を含めて3→1→4着。キャリアを重ねるごとに存在感が増してきたのには確かな理由がある。

「寒い冬場はムダ肉のつきやすいタイプ。暖かくなればもっと走ると思っていたけど、こちらが思っているより先に結果が出たのがエプソムC(3着)でした。夏を目標にしていた当時は、正直急仕上げで余裕残し。それでもゴールぎりぎりまで粘ってくれたので、今年の夏はやれると確信を持ったんですよ」

 こう語るのは担当の堀内助手。その言葉通り、続くオープン特別の巴賞は2着に1馬身半差で完勝。続く函館記念もハンデは次位タイの56キロを背負いながら勝ち馬から0秒4差と粘った。

「前走もハイペース(5ハロン通過58秒8)を思えば、よく頑張っていると思います。切れ味勝負では分が悪いので、いかに自分のペースで行きつつ後続に脚を使わせるかが勝負のポイントになるタイプ。3勝クラスを勝った中山(幕張S)のような運びが理想ですね」

 中間はすぐに札幌競馬場に移動し、現地で調整を進めてきた。初挑戦のGⅡ戦。仕上がり度合いが気になるが、これに対しても同助手は胸を張る。

「入厩当初に落鉄してクギを踏むアクシデントがありましたが、馬場入りを休むこともなく順調に追い切りをこなせています。1週前は山田ジョッキー(レースは木幡育)が乗って本馬場(芝コース)で併せ馬。直線はしっかり反応していました(5ハロン63・1―11・9秒)。今はムダ肉が取れて、つくべきところに筋肉がついている。いい意味で馬は変わらずにきていますね」

 相手は一気に強化されるが、同助手に臆する気持ちはみじんもない。「逃げ馬は相手関係よりも自分のペースで行けるかがカギ。まったくノーチャンスとは思ってません」と断言する。

 4年前の札幌記念。モーリスが単オッズ1・6倍の断然人気(2着)に支持される中、まんまと逃げ切ったのは5番人気のネオリアリズムだった。今週から芝コースはA→Cコースに替わる。内ラチ沿いの状態は良好だろうし、気分良く走れるようなら…。あれよあれよの逃げ切りが決まっても驚けまい。