【GⅢ関屋記念】トロワゼトワル三浦が今回も見事な逃げ

2020年08月17日 12時04分

トロワゼトワル(右)

【「私たちはこう見た」渡辺薫&柏木集保】

<関屋記念>

 渡辺 逃げた馬が2着に残り、勝ち馬は後方2番手からの追い込み。何とも珍しい展開となったが、これを演出したのはトロワゼトワルのけれん味のない逃げに尽きる。

 柏木 はい。同馬の戦績では昨秋の京成杯AHのレコード勝ちが印象的ですが、2走前のヴィクトリアマイルもいい内容だったんです。結果は4着でしたが、当時テン乗りだった三浦ジョッキーが平均的なラップを刻んで見せ場をつくりました。それで今回も◎に期待したんですが…。

 渡辺 お見事だね。柏木君が読んだ通り、2ハロン目の10秒9以降は、ラスト1ハロンまで11秒台のラップ。これでは後続も決して楽ではなかったろう。

 柏木 そんな展開を後方から差したのがサトノアーサー。ダービーでも上位人気に推されていたくらいの素質馬でしたが、その後は脚部不安や不振の時期も…。今回は鮮やかでした。

 渡辺 うん。さっき言った展開面に加えて、先週あたりから時計のかかりだした今の新潟の馬場も合っていた印象。あまり時計が速くては、追い込むのは難しいからな。

 柏木 戸崎圭ジョッキーはこれで大けがからの復帰後、重賞初制覇。今回はスタートひと息でしたが、その後は非常に冷静な立ち回り。人馬ともに復活をアピールする一戦になりましたね。

 渡辺 1番人気のアンドラステは3着確保で一応の面目は保った感じ。上位2頭と比べるとパンチ不足は否めないが、GⅢくらいならメドは立ったとも言える。

 柏木 まだ4歳でキャリアも浅いですからね。多頭数の新潟マイルの内枠というのも決して有利な条件ではなかったと思いますし、今後に期待は持てると思います。

 渡辺 一方で案外だったのが2番人気のプリモシーン。◎で期待したのに見せ場なく15着に敗れるとは…。立て直すのが大変かもしれない。

 柏木 気配は決して悪く映りませんでした。ただ、アンドラステあたりと比較すると、プリモシーンはこれまで厳しい競馬をたくさん経験してきています。こんなはずじゃないと思いますが…。