【関屋記念】絶対的スピード持つトロワゼトワルが高速馬場で圧逃!

2020年08月14日 17時20分

カメラ目線で“真夏のヒロイン”をアピールするトロワゼトワル

【関屋記念(日曜=16日、新潟芝外1600メートル)新バージョンアップ作戦】3場開催に戻った今週末の新潟では、サマーマイルシリーズ第3戦のGⅢ関屋記念がメインに組まれている。炎天下の越後路は時計勝負と読む新VU作戦の明石尚典記者はマイルの日本レコードを持つトロワゼトワルに◎。スプリンターをも凌駕する、その絶対的スピードを利しての逃走劇を期待した。

 先週のエルムSは1番人気に推されたタイムフライヤーが快勝。またしてもマリーンS組が躍動する結果になったが、根底には、やはりダート1700メートルという希少条件に対する適性の差があったように思う。

 翻って今週の関屋記念。マイル戦は至ってポピュラーな条件とはいえ、真夏の日本最長直線コースは決してありふれた条件というわけでもない。良~稍重の過去10年で最も時計を要したのは10年の1分32秒9。1分31~32秒台前半の決着がデフォルトなら当然、高速馬場への対応力が勝敗の行方を左右するキーファクターになる。

 泥んこ馬場の先週末から一転、今週は乾いた馬場でレースを迎えられそうな情勢。例年通りの高速決着前提で見直してみたいのがトロワゼトワルだ。前走の中京記念はブービー大敗。人気サイドの一角として3連単330万円超の大波乱を演出してしまった格好だが、2桁着順に惨敗した3戦はマイル1分34~36秒台。超のつく高速馬場でこそキャラが立つと仮定すれば、さほど気にする必要もあるまい。

 2走前のヴィクトリアマイルは東京マイルを1分31秒4で駆け抜けて4着入線。アーモンドアイの強さが際立った一番とはいえ、2ハロン目から10~11秒台のラップを並べて、7ハロン目までの分割ラップは22秒2→22秒5→22秒3。6ハロン合計1分07秒0でスプリントGⅠ並みの激流を生み出しながら2着サウンドキアラ、3着ノームコアにコンマ1秒差なら負けて強しと言っていい。

 そのさらに上をいく快ラップを刻んだのは日本レコードとなった昨年の京成杯AH。2ハロン目から3ハロン連続で10秒台を並べて、2~7ハロン目まで21秒0→22秒1→22秒9の超ハイラップ。6ハロン合計1分06秒0で芝6ハロンの日本レコード(1分06秒5=アグネスワールド)を上回るペースで駆けながら、直線坂の中山でラスト1ハロン12秒0という驚異の粘り腰を発揮している。

 パンパンの良馬場でこそキャラが立つのは、これまでのデータからも一目瞭然。となれば、ここも小細工なしの積極策でOK。視聴者がどよめくような通過ラップを刻もうとも、直線フラットの新潟でラスト1ハロンを12秒0前後にまとめられさえすれば…。再び後続に影をも踏ませぬ完璧な逃走劇が完結する。