【小倉記念】7歳でもヤンチャ盛りのノーブルマーズ〝夏男〟の本領発揮だ

2020年08月14日 17時30分

ニンジンをもらって無邪気に喜ぶノーブルマーズ

【小倉記念(日曜=16日、小倉芝2000メートル)得ダネ情報】夏に強いのは牝馬に限ったことではない。中には“夏男”もいるものだ。GⅢ小倉記念で栗東得ダネ班が目をつけたのは…。前走惨敗で配当的にもおいしい“気の若い夏男”だ。

 中山金杯→京都記念→目黒記念と重賞で3戦連続4着。ノーブルマーズは7歳を迎えても衰え知らずの走りを披露し続けていただけに、前走の七夕賞13着惨敗は予期せぬ結果だった。

 宮本調教師は敗因がいまいちつかめない中で、「福島が合わないのか…」とポツリ。振り返ると、一昨年の福島民報杯でも3番人気に推されながら7着に敗れた。加えて手綱を取った高倉は「馬場が合わずにノメっていた」と。ならば合わないコース&道悪馬場の影響と割り切るのが正解ではなかろうか。

 何せノーブルマーズの本来のキャラは気温が上がる時期に状態を上げる“夏男”。実際、昨年の当レースでは5番人気ながら、0秒1差3着の大接戦を演じた。元来、栗毛の馬は夏場に弱い例が多く、このノーブルマーズにしても汗でハゲができたりするから、ビジュアルは冬と比べて見劣りするが…。暑い時期のほうが明らかに体調はいいそう。

「夏場に調子が上がる馬なのは確かだからね。前走の敗因が状態面ではないことだけは間違いない。帰厩後も調教は元気にやれているし、去年(の小倉記念)も差のない競馬ができているんだから」(宮本調教師)

 聞けば、トレーナーとノーブルマーズの出会いの話は興味深い。

「宮崎の育成牧場で初めて見たんだけど、その時は落雷に驚いて、乗り役を振り落として逃げて行ってしまったんだよ(笑い)。その姿を見て“元気のいい馬やなあ”と。でも、まさか7歳の今までこんなに元気に走ってくれるとは…ね」

 その理由はメンタルにあるという。

「年齢はいってるが、まだまだ子供なんだよね。ヤンチャなんだけど、ヘタレで甘えん坊。落ち着きもないし…。でも、この気の若さがいつまでも元気な秘訣でもあるんだろうね。新馬の時から乗ってくれている高倉騎手はもちろん、そのあたりをよく分かってくれているし、手も合っているんだろう」

 その高倉はウッドでの最終追い切りの手綱を取り、「前進気勢があって、いい状態です」と相棒の具合の良さに太鼓判を押しているとなれば…。今度こそ“夏男”の本領発揮が期待できる。