【関屋記念・東西記者徹底討論】馬場不問エントシャイデンかトロワゼトワルの巻き返しか

2020年08月12日 17時30分

エントシャイデンは充実一途だ

【関屋記念(日曜=16日、新潟芝外1600メートル)東西記者徹底討論】先週はまさかの“両者リングアウト”で決着がつかず…。「追跡者」松井&「馼王」西谷の対決はGⅢ関屋記念で仕切り直すことに。狙いは中京記念組で一致も、「データ重視」対「内容重視」で◎不一致となった男たちの勝負は、今度こそ決着がつくのか!?

 西谷哲生(大阪スポーツ):まずは土下座ですかね。

 松井中央(東京スポーツ):うん。先週はレパードSのお互いの本命がダブルで抽選除外になっちゃったもんね。しかも、初コンビの予想合戦で…。

 西谷・松井:読者の皆さま、大変申し訳ございませんでしたっ(涙)。

 西谷:またひとつ黒歴史を作ったところで、今週の予想にいきましょう。先週の分も含めて倍返しです。

 松井:それならボクに任せてよ。関屋記念は中京記念組が6年連続で連対中で、その連対馬は6頭中5頭が4着以下。力を発揮できなかった組の巻き返しが多いんだ。
 西谷 いやいや、今年の中京記念はいつもと違って阪神開催ですよ。過去のデータが同じように通用しますかね?

 松井:上がりのかかる中京から、馬場の軽い新潟に替わって浮上する馬を狙うのがこのレースのセオリーとするなら、条件は例年に近いと言えるんじゃないかな。あの時の阪神も力のいる馬場だったから。

 西谷:確かに今年の中京記念は明らかな外差し決着。ボコボコに荒れていた内を通った馬には厳しい競馬になりました。

 松井:でしょ。で、◎トロワゼトワルは、あの馬場を5ハロン通過57秒5のハイペースで逃げてのものだけに17着大敗は度外視できる。持ち時計はナンバーワンだし、2走前のヴィクトリアマイル(4着)ではもうひと息のシーンがあった。速い流れでも自分のリズムで行ければチャンスはあると思うんだよね。

 西谷:いやいや、中京記念組で狙うべきは◎エントシャイデンでしょう。直線で内を突いた中では最先着の3着。あの馬場で一番強い競馬をしたのはこの馬です。外から伸びてきたGⅠ馬ケイアイノーテック(4着)に競り勝った点も好印象。斤量差がわずか1キロだったとなれば余計にです。

 松井:で、でも中京記念→関屋記念と連続して馬券になった馬はウインガニオン(17年1着→2着)しかいないんだから。データ的には厳しいんじゃないかな。

 西谷:この馬は馬場を問わず走れるタイプ。当舞台の4走前(谷川岳S)でも上がり33秒0と速い脚を使って2着にきていますし、コース替わりは問題ありません。

 松井:ボクは切るけどね。対抗にはアンドラステを。エプソムC当日の東京は後半のレースから内枠の先行馬が残るようになっていた。外枠から上がり最速の脚で0秒2差4着まで詰め寄った内容は評価できるんじゃないかな。

 西谷:栗東ウッドの1週前追いでもラスト11秒台と抜群の動き。確かに目下の充実ぶりは認めますけどね。ちょっと評価が上がり過ぎな面も。ボクはこれを切ります。実績重視でプリモシーンが相手筆頭です。

 松井:前走(ヴィクトリアM=8着)は前が止まらない馬場に泣かされた感じだよね。

 西谷 :このレースは2年前に勝っていますし、ローカルのGⅢなら地力上位は明らか。巻き返してくれるでしょう。

 松井:グルーヴィットも上位とあまり差のない評価。前走(京王杯SC)は直線で手前が替わらなかったけど、それでも3着に頑張っていた。M・デムーロとのコンビは1→3着と好相性。押さえておいて損はないと思うよ。

 西谷:それよりもクリノガウディーが要注意でしょう。マイルで勝ち星こそないものの、朝日杯FSを含め重賞で2着2回、3着1回と実績では見劣りしません。

 松井:ミラアイトーンはやや距離が長いと思われた前走(巴賞)で2着と復調ムード。トロワゼトワルと競ることなく、すんなり2番手で運べるようなら面白い。

 西谷:あとは新潟〈3・1・0・1〉とコース相性抜群のアストラエンブレムもマークしておきたいですね。

 松井:小倉記念(日曜=16日、小倉芝2000メートル)は例年と違って開幕週の施行だけに逃げ、先行馬を重視したいところ。ショウナンバルディは乗り慣れた鮫島駿に手が戻るし、ハンデも手頃で絶好の狙い目になるんじゃないか。

 西谷:ボクはあえて後方組のレイホーロマンスから勝負します。1月の小倉開幕週に行われた愛知杯がズブズブの差し決着になりましたからね。前掛かりの意識が激流を生めばチャンスがあっても。