【レパードS】波乱の使者は「2戦2勝の新潟巧者」ショウナンマリオ

2020年08月04日 17時35分

新潟コースでは大威張りのショウナンマリオ。仕上がりも上々だ

【レパードS(日曜=9日、新潟ダート1800メートル)dodo馬券】長く続いた梅雨も明け、ようやく夏本番を迎えた今週末の新潟メインは3歳馬限定のダートGⅢレパードS。近3年の連対馬は6頭中4頭が10番人気以下で波乱度大の一戦。今年は例年以上に混戦模様だが、当欄は抽選対象のショウナンマリオに◎。重賞どころかオープン初挑戦ながら、当舞台は2戦2勝の新潟巧者。難解な真夏の砂戦の波乱の使者に指名する。

 ダート6ハロンのデビュー戦は7着。続く9ハロンの芝戦でも9着と苦戦が続いたが、3戦目にダートの中距離戦(9ハロン)を使われてから素質が徐々に開花する。オープン出走歴はないが、昨秋のカトレア賞(1勝クラス)ではジャパンダートダービー馬ダノンファラオ(5着)に先着。デュードヴァンに0秒1負けはしたものの、上がり最速の2着で、後の重賞好走馬と遜色ない能力を示した。

 ただ、その後3→2→6着で足踏み。オープン入りが他馬より少し遅れたことについて加藤士調教師は「輸送やレースを使うごとに馬がイライラして、その影響で体も減ってしまっていた」。気性面の若さが歯がゆい競馬の要因だった。

 そこでダート戦の番組が充実する2月以降を、あえて休養に充てたことが奏功。4月の東京の復帰戦こそ7着だったが、続く新潟のわらび賞では輸送しても体を減らすことなく2馬身半差の快勝。古馬初対戦になった前走・天の川賞は追い込み決着になった激流を、4角2番手という強気な競馬で3着奮闘。新潟に続いての福島遠征だったが、4キロ増で輸送減りの心配は全くなくなった。

「勝ち馬は強いと分かっていたし、勝ちに行く競馬で内容は良かった。まだイライラするところはあるけど、うまく抜けるようになってきたし、体質も強くなって、使っても反動が出なくなった」

 加藤士調教師が目下の充実ぶりを強調したように、1週前の南ウッドでの追い切り(7月29日)では6ハロン81・9―37・0―12・9秒。僚馬2頭を大きく追いかけるハードな内容でしっかりと負荷をかけられた。自らまたがって感触を確かめた同師は「硬さもなく元気いっぱい」と手応えの良さを実感した。


 新潟9ハロンは、くしくも2戦ともに2馬身半差の完勝。コース形態も馬場も合うのだろう。抽選をクリアして今の充実ぶりで得意舞台に臨めるようなら、重賞のステージ突破も可能に思える。