【クイーンS】近2走2桁大敗もコントラチェック巻き返し条件揃った

2020年07月31日 18時55分

3つ目の重賞タイトルを狙うコントラチェック

【クイーンS(日曜=8月2日、札幌芝1800メートル)新バージョンアップ作戦】今週末も平地重賞は1鞍だけ。古馬牝馬限定のGⅢクイーンSがメインに組まれている。牝馬重賞を連勝中のフェアリーポルカが人気を集める中、新VU作戦の明石尚典記者が狙うのは近2走2桁大敗の◎コントラチェック。タフな舞台でのスピード持続力に秀でた重賞2勝馬の巻き返しに確たる手応えを感じている。

 なかなか梅雨の出口が見えない列島各地。夏の新潟のオープニングを飾ったアイビスSDも、勝ち時計はこの10年でワースト2となる5ハロン=54秒5。やはり照りつける真夏の太陽抜きでは、パンパンとは程遠い良馬場になってしまったのも無理はあるまい。

 一方の札幌は2勝クラス・知床特別が6ハロン=1分08秒3と上々の滑り出し。9ハロンの2歳新馬戦ではレース上がり33秒6と出色の数字も叩き出されている。梅雨とは無縁とされる北海道だけに、馬場レベルは例年並みかそれ以上の状態をキープ。その前提を頭に入れた上で狙い球を絞っていきたい。

 タガノアスワド、ナルハヤ、モルフェオルフェと徹底先行型が並ぶメンバー構成。程よく時計のかかる洋芝らしい9ハロン=1分46秒5前後の攻防としても、テンからのラップはそれなりに厳しいものになる。ついつい先行馬総崩れのシーンをイメージしてしまうが、そこはまだ開催2週目の良好な馬場レベル。直線一気を決めるのも決して簡単なミッションではない。

 タフなラップに耐え得る先行力の持ち主として注目したのがコントラチェックだ。持ち時計的には1分33秒8(菜の花賞)、1分32秒2(ターコイズS)でVゴールを決めたマイルのイメージも、この2戦は5~6ハロン目が24秒1、23秒7。直前の3~4ハロン目の22秒台から、大きく息を入れて直線を迎えた上での好時計という側面がある。

 逆に9ハロンでの2勝は未勝利戦が2ハロン目以降24秒7→24秒8→24秒6、フラワーCは23秒9→23秒9→23秒8とほとんど息を入れることなく直線に突入。それでいてラスト2ハロン22秒9、23秒1とギアを上げることに成功しているのは見逃せない。

 逃げ馬といってもキャラは様々だが、距離によって持ち味が変わるのは極めてまれなケース。同型多数でよどみない流れが確定的な9ハロン戦だからこそ、スピード持続力を余すところなく発揮できる。コントラチェックに食指が動く最大の理由がこれだ。