【クイーンS・東西記者徹底討論】昨年のノウハウ生かした上積みが見込めるスカーレットカラー

2020年07月29日 18時45分

スカーレットカラーの爆発力は現役屈指だ

 先週に続き今週もJRA平地重賞はオンリーワン。「最高の夏女」を決するGⅢクイーンS(8月2日=札幌芝1800メートル)が予想合戦のターゲットだ。ビーチでサンバを踊りたい「両刀」山口と鮮やかな紅色が大好きな「馼王」西谷。夏を制するのは果たしてどっちだ。

 山口心平(東スポ)1999年7の月、空から恐怖の大王が…。

 西谷哲生(大スポ)懐かしいですね、ノストラダムスの大予言。子供のころは結構、怖かったもんですよ。

 山口「ノストラダムスの大予言」の著者が亡くなったというニュースを見て久々に思い出した。ご本人もまさか2020年まで生きられるとは思ってなかっただろうな。

 西谷 ですね(笑い)。でも予言に関しては、あくまで解釈次第ですから。もしかしたら〝恐怖の大王〟はコロナウイルスのことかもしれないし…。

 山口 何でもこじつけられるからな。〝もっとストレートに書けよ〟ってノストラダムスに言いたい。何より本当に未来を予言できるなら〝今週の競馬の結果を教えてくれ〟ってお願いしたい。

 西谷 ではボクが現代のノストラダムスとして教えてあげましょう。

 山口 ノストラダムスのようにあいまいじゃなく、分かりやすくな。

 西谷 ではズバッと。クイーンSは◎スカーレットカラーが勝ちます。

 山口 そうそう、そんなふうに分かりやすく。

 西谷 輸送の後にガタッと体が減ったと思えば、ソフト調整にするとそれほど減らなかったりで…。難しいところもある馬なんですが、前走(ヴィクトリアM15着)は木曜発表からの比較で18キロの馬体減も影響したんでしょう。

 山口 昨秋の府中牝馬Sのあまりに強烈な勝ちっぷりを評価して前走でも◎にしたんだが、あの体たらく。オマエの言うように難しいところがある馬なんだと痛感した。

 西谷 でも今回は滞在競馬ですから。1週前まで栗東で調整して現地入りするのは昨年(2着)と同じパターン。ノウハウを蓄積した分の上積みも見込めます。

 山口 この馬をよく知る岩田康ジョッキーに戻るのは確かに怖いけど、思いっ切り裏切られた後だけに、さすがに△までだなあ。やっぱ小回りでは展開面も含めてリスクも多いし。

 西谷 先輩はビーチサンバ◎ですか。

 山口 最近はゲート難もあって結果が出ていないが、クロノジェネシスあたりと好戦していた世代トップ級の牝馬だからな。

 西谷 小回りだけに今回もゲートが課題になりますね。

 山口 クロフネ産駒だし、極端に速い脚を求められるよりは、持続力ある脚を生かせる競馬のほうがいいイメージ。コーナー4つの小回りでの積極策が合いそうなんだよな。そのためにはゲート五分が大前提だけど。

 西谷 対抗はフェアリーポルカで一致しましたね。最近の安定感を考えれば、まあ仕方ないところですか。

 山口 しかも小倉(愛知杯4着)→中山(中山牝馬S1着)→福島(福島牝馬S1着)と小回りで崩れなく走れているからな。
 西谷 福島と違って札幌はスパイラルカーブではないので、前走のように前がスパッと開くかどうか。逆に外を回す形になってどうかなど不安もありますが…。ここを勝ち切るようなら秋も楽しみになります。

 山口 もうひとつ上のステージに行けるか、試金石の一戦だな。

 西谷 単穴に指名したのはサムシングジャスト。本質的には直線の長いコース向きだろうし、今後に向けての試験的な一戦にはなりますが…。先を見据えて、こういう条件を試してみたいほど、充実しているということでしょう。

 山口 オレは脚質を考えてオールフォーラヴだな。これもビーチサンバ同様、切れよりもしぶとさを生かしたいタイプ。洋芝やコーナー4つの小回りが合いそう。巻き返せるだけの地力はある。

 西谷 切れないディープインパクト産駒の典型ですからね。確かに洋芝は合いそうです。

 山口 ほかではリープフラウミルヒ。馬場が響いて後手に回った前走(マーメイドS11着)は参考外。小回り向きの一瞬の切れを生かせれば。

 西谷 コントラチェック、シャドウディーヴァも展開や馬場がかみ合わずに大敗が続いてますが、スムーズなら巻き返す力はあるはずです。