【クイーンS:dodo馬券】激走スイッチオンのモルフェオルフェが波乱を呼ぶ

2020年07月28日 17時30分

仕上がり絶好のモルフェオルフェ。4戦連続大敗から大変身する材料は揃っている

 札幌2週目のメインは〝夏の女王〟決定戦・GⅢクイーンS(8月2日=芝1800メートル)。近2年こそ1番人気馬が順当に勝利を収めたが、16年は3連単39万円超など、時に高配当も飛び出す穴党に魅力的なレースだ。高配的中を使命とする当欄のターゲットは◎モルフェオルフェ。オープン昇級後の重賞4戦は大敗続きだが、その敗因を吟味すれば〝がらり一変〟の可能性が見えてくる。

 小回り1800メートルが舞台となるクイーンSは、基本的にスピードの持続性がポイントとなるレース。近年は上位人気の好位差し馬が結果を残している一戦だが、今年台風の目となりそうなのがモルフェオルフェだ。

 5歳を目前に控えた昨年暮れに中山・立志S(3勝クラス、芝外1600メートル)を勝ってオープン入り。ただ、年明けから果敢に挑戦した重賞では14、16、8、16着とまったく歯が立たなかった。しかし、オープンでは厳しい…と決めつけるのはまだ早い。

 近4戦にはそれぞれ明確な敗因がある。列記しよう。小倉で行われた愛知杯は美浦から直前入厩という強行軍に加えて、差し&追い込み勢が上位を占める決着。東京新聞杯は牡馬との混合戦のうえ不得手な左回りだった。全4勝中3勝を挙げている得意の中山だった中山牝馬Sは、後続に早めに来られる厳しい展開で8着まで(0秒9差)。そして前走の福島牝馬Sは連戦の疲れもあってか4角で早々と脱落した。

 中間は放牧でリフレッシュされ、美浦トレセン帰厩後は南ウッドで2本の追い切りを消化しての札幌入厩。担当の和田助手は「柴田善騎手は久々の騎乗なので、美浦の稽古に乗ってもらいました。水曜(15日)は南ウッドの一番時計とも言える圧倒的な数字でして…。きっちりスイッチが入りましたね。輸送も無事にクリアしました」。

 その15日の数字は馬なりで5ハロン63・0―35・8―11・8秒の快時計。しっかりと充電されて走る気に満ちている。

 過去10年で逃げ切った馬は17年のアエロリットのみ。4勝中3勝が逃げ切りの同馬はどんな戦略で臨むのか? 和田助手は「控えても切れないので行くしかないんですが、立志Sを勝った時が驚きの内容でした。あの時のように2番手で競馬ができれば。基本的に洋芝は合うはずですから」。

 今回はタガノアスワド、ナルハヤなど、ハナ候補が数頭いる組み合わせ。流れる展開であれば、ハナを切らずともリズムを崩すことはない。人気薄の激走も夢ではなさそうだ。