【海外競馬】香港競馬「最優秀4歳馬」新設の裏側

2020年07月23日 17時15分

【TPC秋山響の海外競馬解析】15日のハッピーバレー開催をもって香港の2019/20年シーズンが終了。翌日には年度代表表彰にあたるチャンピオンアワーズが発表され、年度代表馬にはエグザルタント(セン6=A・クルーズ厩舎)が選ばれた。

 エグザルタントは昨年暮れのGⅠ香港ヴァーズこそグローリーヴェイズの3着だったが、今年は4月のクイーンエリザベスⅡ世C(芝2000メートル)、5月のチャンピオンズ&チャターC(芝2400メートル)と2つのGⅠを制覇。地元馬の中では頭ひとつ抜けた強さを見せた。

 一方、今回驚かされたのは、新たに「最優秀4歳馬」というカテゴリーが新設されたこと。

 これは、史上2頭目となる香港4歳クラシックシリーズ3戦(香港クラシックマイル、香港クラシックカップ、香港ダービー)の完全制覇を達成しながら、「最優秀中距離馬」にはエグザルタント、「最優秀マイラー」にもビューティージェネレーションという有力候補がいたため、無冠の可能性もあったゴールデンシックスティ(セン・4=K・ルイ厩舎)にタイトルを取らせるために考え出されたものだと推測される。香港ダービーの盛り上がりを考えれば、あって当然とも思えるカテゴリー。ベストなタイミングでの新設だろう。

 なお、香港にはファン投票で決まる「最優秀外国調教馬」という部門もあり、これにはアーモンドアイが選出された。日本馬として、ロードカナロア、エイシンヒカリに続く3頭目の受賞になった。