【元JRA助手の極秘情報】プロキオンSは陣営が“自信ありげ”に話していたサクセスエナジー

2020年07月10日 17時10分

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。コロナで大変な時に、超のつく大雨でドえらいことになってしまいました。ホンマ、神さんは酷なことをします。一日…いや一秒でも、早い復興と終息を祈ってやみません。

 さて、先週は阪神でCBC賞が行われました。CBC=中部日本放送。ホンマは名古屋の放送局なのですが、今年は京都改修の影響で、いつもの中京ではなく阪神でやることになったわけです。確か2011年のダッシャーゴーゴーが勝った時も、中京やなくて阪神でしたね。

 さて、勝ったのは、なんとびっくり13番人気のラブカンプーでした。好スタートから一気の逃げ切りですわ。ま、軽ハンデ(51キロ)の恩恵はありましたが、斎藤君の思い切りのいい騎乗が奏功した感じやね。もともとGⅠでも上位にきとった馬やし、きっかけひとつで勝つ力はあったと思いますが…それにしてもまんまとやられました。

 馬場は相変わらず、ホンマに前が止まらない状態が続いてますね。これは阪神だけやなく、全国的にどこもそうですわ。あと、結構離して逃げているから「(ペースが)速いんかな?」と思うんですが、実はそうでもないというケースが多いように思います。不利も受けないから、前に行った馬は強いです。後述するラジオNIKKEI賞もそうやけど、ホンマに行ったもん勝ち状態やもんね。

 対照的に1番人気のクリノガウディーは全くええところがありませんでした。見せ場すらなかったわけやからね。58キロがきつかったというか、斤量差が敗因かもしれんね。いずれにせよ、スプリント界の勢力図に大きな変化はなかったということとちゃいますか。それよりも〝夏は牝馬〟の格言を身をもって知らされたレースやったと思います。

 ラジオNIKKEI賞のバビットも好スタートからの行った行った。みんながゆっくり構えた分もあったし、馬場も味方したんやろうし…いずれにせよ、コントレイルのライバルになるような存在ではないでしょうね。3歳戦線も春の勢力図を書き直す必要はあまりないと思いますわ。

 さ、今週の推奨馬やね。今週は日曜阪神メインのGⅢプロキオンS(12日、阪神ダート1400メートル)から北出厩舎のサクセスエナジーをピックアップしたいと思います。村田助手によると「リフレッシュ放牧明けだけど、しっかり乗り込んで仕上がりはいいですよ。安定して力を出してくれるタイプだし、重賞のここでも楽しみです」とのことです。人気サイドではありますが、何やかなり自信ありげに話してましたで。

(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお)65歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。