【元JRA助手の極秘情報】土曜阪神・大阪スポーツ杯はヨドノビクトリーが一変

2020年07月02日 17時20分

【元JRA助手の極秘情報】まいど、野村です。栗東トレセンは今週から馬場開門が1時間早くなって、5時乗りになりました。厩舎関係者も新聞屋さんも、眠い目をこすりながらの出勤ですね。宝塚記念も終わったことやし、いよいよ夏モード全開です。

 さて、先週の宝塚記念。ひと言で振り返るなら、やっぱり〝馬場〟に尽きるやろね。レースの直前に雨が上がったとはいえ、かなり力の要る芝やったのは間違いないと思います。勝ったクロノジェネシスをはじめ上位陣は馬場の恩恵があったのは確かですわ。

 バゴ産駒のクロノジェネシスは、秋華賞(稍重)と京都記念(重)を制していたように道悪が得意でした。それに加えてここ最近の成長力。良馬場の大阪杯(2着)かて、外を回ったぶんの負けって感じやったからね。今回の6馬身差には驚きましたが、今の能力に道悪という追い風が吹けば、あれぐらいは走れてしまうということなんかな。コロナの影響で先行きは不透明やけど、こういう馬こそ欧州の馬場が合うと思う。ワンチャン、凱旋門Vとかあるんちゃうかな。

 逆に4着のサートゥルナーリアは馬場に負けた感じ。パドック、本馬場入場ともども、すごく落ち着いていい感じだったんだけど…。ああいう馬場は上手じゃないということなんでしょ。相変わらず馬っぷりは抜けてるし、秋の巻き返しに期待やね。

 あと、応援していたラッキーライラックも馬場にやられたクチかな。ミキオも戦前から「こなせるかもしれないけど、できれば良馬場で」と言うてました。その不安が当たってしまったのでしょう。同じメンバーで良馬場だったら違う結果になるはずです。サートゥルナーリア同様、こっちも秋の巻き返しに期待ですわ。

 さ、今週の推奨馬やね。お世話になってる大スポさんのために、勝負レースは土曜(4日)阪神メインの大阪スポーツ杯をチョイスしてみました。その中から、北出厩舎のヨドノビクトリーを挙げてみたいと思います。村田助手によると「前走は内枠でスムーズに運べず不完全燃焼。状態は高いレベルで安定している。スムーズに運べれば変わっていい」とのこと。昇級戦での惨敗やったわけやけど、決してクラスの壁ではないと言うてましたで。(元JRA調教助手)

【プロフィル】野村功(のむら・いさお) 65歳。元JRA調教助手。1971年に栗東・坪重兵衛厩舎に所属。その後は山本正司、池江泰郎など35年間で数々の厩舎に在籍。トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ)など様々な名馬の背中にまたがる。